自民党の総裁選挙が9月8日に告示され、立候補した石橋元幹事長、菅官房長官、岸田政調会長の3人は選挙戦を終え、14日午後、東京都内のホテルで開かれる両院議員総会を迎えた。ここでの投票・即日開票によって「第26代総裁」が決定する。なお「地方票」は確定し、菅氏89票、石破氏42票、岸田氏10票となり、菅氏が過半数を獲得した。
こうしたなか、キャスターの辛坊治郎氏は、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」の9月9日(水)の放送の中で、自民党総裁選のゆくえについて、菅官房長官が優勢といわれる詳細状況について以下のように解説している。
菅氏、党員投票でも過半数
辛坊)こちら、結果は各新聞、各メディアが伝えている通りで、今の流れでいうと、まず国会議員票は圧倒的ですし、国会議員票だけではなくて党員投票、党員投票は全国規模のものは行われないけれど、自民党本部がそれぞれの都道府県連で勝手にやってねということで、全国の47都道府県のうちの殆どは党員投票に近いもの(予備選)を行うことになりました。ところがですね、もともとの下馬票では党員投票をやると石破さんがダントツ人気になりそうだという話があったではないですか。ところが最近の世論調査を見ると、どの世論調査見てもトップは菅さんなのですよね。たぶん、国会議員票は8割、7割は圧倒的ですけれども、党員投票でも過半数を、少なくとも1位は菅さんで間違いないと思いますね。菅さんは党員投票でも過半数いくのではないか、ということになると。そして、あまり勝ちすぎるのもあれだから、岸田さんを2番目にするために票を回そうか、という話があったではないですか。あれは言っているだけで実際はそんなことしませんから。
増山)あ、そうなのですか?
辛坊)このへんは厳しいですよ。やはり、勝つのであればダントツで勝ちたい、と。陣営は思いますから、そんなに甘い話ではありませんね。
増山)そうなのですね。
辛坊)勝手にこぼれていくぶんはあるかもしれませんよ。勝手にこぼれていくぶんはあるかもしれませんが、組織的に岸田さんに票を回すといったことはしないし、できないと思いますよ。
増山)ああ、そうですか。
辛坊)ですから、菅さんダントツですよ。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)