「垣花正 あなたとハッピー!」(11月11日放送)に経済アナリストの森永卓郎が出演。2020年、コロナ禍において日本経済に影響を与えたヒット商品のベスト3を厳選し、その理由を解説した。
3位 マスク
コロナ禍において必需品となりました。一時期はドラッグストアからなくなり、入荷すると行列になっていました。金額ベースで言うと前年比で12倍です。これは単価が上がったからで、数量ベースでは3.5倍です。4倍近く値段が上がりました。
さまざまな企業が参入
最大手のユニ・チャームは工場を24時間体制に切り替えました。シャープ、ユニクロ、アパレルのアオキ、青山商事、アンダーアーマー、ミズノ、無印良品と続々と参入しています。今後2~3年はマスク生活が続くのではないでしょうか。
2位 Zoom
「日経トレンディ」では4位にランクインされています。テレビ会議システムとして一気に定着しました。最初は途中で切れてしまうこともありましたが、最近では途切れることもなくなりました。Zoomは多くの人が参加できるので、採用している学校も多いようです。私も大学での秋学期はすべての授業をZoomでやっています。
有料契約数が1年で30万アカウントに
日本の国内市場は、2019年9月で2万1000アカウントであった有料契約数が、2020年には30万アカウントになったということです。15倍になり、売り上げ100億円を達成する見込みです。テレビやラジオで使われることも多いですし、今後も普及して行くと思います。
1位 檸檬堂
新型コロナウイルスの影響で「家飲み」が増え、レモンサワー市場は非常に盛り上がっていますが、特に「檸檬堂」は売れています。日本コカ・コーラは「檸檬堂」で初めてお酒に参入しました。4種類ありまして、アルコール分3%のものが「はちみつレモン」、アルコール分5%は「定番レモン」、7%「塩レモン」、9%「鬼レモン」となります。私のおススメは「鬼レモン」です。すべて同じ値段で、レモン果汁分もいちばん多く含まれていて17%です。
「檸檬堂」にまつわる気になる噂
「檸檬堂」は埼玉工場と山口工場で生産されていますが、山口工場でつくられた「檸檬堂」の方がおいしいという噂がネットで拡散されました。メーカーは否定していますが、山口工場で生産されたものはなかなか東京では手に入りません。
すべての商品がコロナ関連
取り上げたヒット商品はすべてコロナ関連のものです。Zoomを使って「檸檬堂」を飲みながら、マスクしてオンライン飲み会をする。これで今年のものをすべて取り入れられます。それだけ、コロナが社会を変えたということです。
番組情報
ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!