ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月24日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。変異した新型コロナウイルスの感染がイギリスで拡大していることを受け、イギリスからの新規入国を一時停止することを政府が決定したというニュースについて解説した。
イギリスからの新規入国、一時停止
感染力が強いとされる、変異した新型コロナウイルスの感染がイギリスで拡大していることを受け、日本政府は12月24日以降、日本人以外のイギリスからの入国を一時的に停止するなど、イギリスに対する新たな水際対策措置を決定した。
飯田)12月24日から、イギリスからの新規入国停止というニュースも入って来ております。ご案内の通り、感染力が強いとされる変異したウイルスがイギリスを中心に広まっているということです。
鈴木)23日の午前中に小池知事と会いました。小池知事は23日、公明党や自民党などをまわっているのですが、そこでは特措法とともに、水際のことはかなり言ったようです。水際対策については、自治体ではどうしようもないわけです。
飯田)そうですね。
気になる厚労省や自民党関係者の「オリンピックありき」の発言
鈴木)それとワクチンの話が出ていますよね。ワクチン接種が始まっていて、日本でも来年(2021年)2月からということで着々と進んでいます。ただ、私が気になるのは、厚労省の幹部や自民党の政庁担当の幹部などにワクチンの取材をすると、必ず「オリンピックまでには」と言うのです。私が疑り深いのかも知れないのですが、「オリンピックありき」のような気がするのです。オリンピックのためにワクチンを間に合わせて、「皆さん大丈夫ですよ」「世界から入って来る人も水際対策も大丈夫ですよ」という。何か、それありきのような気がするのです。
ワクチンの承認~情報公開するべき
鈴木)このワクチンは緊急を要することなので、いつもの治験とは違って早めの承認が必要なのでしょうが、副作用が出たりもしています。日本では薬の承認はクローズではないですか。しかし、今回のこのワクチンだけは、情報公開して欲しいですね。それを日本政府にはして欲しい。それと、オリンピックが1つの目標だとしても、そこありきというのはどうでしょうか。
飯田)仮に副反応があっても「オリンピックがあるから仕方がないではないか」になってしまってはいけないと。
鈴木)ワクチンに疑いがあるのであれば、「そうではないオリンピック」を考えなければいけないわけです。
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