元厚労省官僚・元衆議院議員の豊田真由子氏が新型コロナウイルス「変異種」について解説した。
厚生労働省官僚時代の2009年、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官として、新型インフルエンザパンデミックにWHOとともに対処した経験も持つ豊田氏が、1月19日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演。この前日1月18日に、新型コロナウイルスに感染した静岡県内の男女3人から、イギリスで流行しているものと同じ型の変異種が確認されたと厚生労働省が発表したことを受けて、解説した。
垣花:コロナは怖いですけど、「変異種」という言葉には敏感になっている方も多いと思います。
豊田:怖いのは、「市中感染」といって、変異種が日本国内に広がっているんじゃないかという懸念だと思います。
国は遺伝子解析というのをやっていまして、陽性の方がどういう変異株かどうか、全体の内6%をチェックしているんです。この6%という数字は、諸外国、例えばイギリスでも大体6%で調べていて、ロンドンでは陽性者の8割ぐらいが変異種だったと出てるので、本当に流行ってる場合は6%しか調べてなくても(次々と)反映されるはずなので、今のところは大丈夫だと思います。
豊田)ただ、やはりこれが全てかどうかというところはあるのと、渡航制限を厳格にしないと、変異種が発生している国からだけではなくて、その方がどこをどういう風に移動してきたっていうのもありますので、警戒はしないといけない。ただ毒性が強くなってるっていうエビデンスは今の所ないので。
垣花:それが一番安心ですね。
豊田:感染力と毒性と2つのバロメーターがあるんです。感染力は1.7倍ぐらいになってると言われていますね。ただ、毒性は強くなってはいないので、「かかりやすい」「流行りやすい」というのは要注意だと思います。
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