実は隕石は年間に何千個も地球に落ちている

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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように…ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「隕石」です。

実は隕石は年間に何千個も地球に落ちている

隕石は簡単にいいますと“宇宙から地球に落ちてきた石”のことです。宇宙には岩や金属で出来た小さな星がたくさんあります。そんな小さな星や岩石のかけらが、宇宙の空間を漂っているうちに、地球の近くにやって来ます。それが地球の引力に引っ張られて、ものすごい速さで地球に飛び込んできます。その際、大気との摩擦によって燃えたものを「流星」といいます。

この流星の中でも特に明るいものを「火球」といいます。火球はとても高温なので、普通でしたら地上に来るまでに全部燃えつきてしまうのですが、中には大気の中で燃え切らずに地上に落ちてくるものもあります。これが隕石なんです。

実は隕石は年間に何千個も地球に落ちているそうですが、そのうち見つかるのは10個程度だそうですよ。

落ちてきた隕石は研究材料としてとても重要です。地球や太陽系が誕生したのは約46億年前といわれていますが、隕石はその時の材料とされています。そこで隕石を調べることで、地球や太陽系がどのようにして生まれたかを知る手掛かりになるそうです。

実際、1969年にメキシコに落下した『アエンデ隕石』を調べたところ、45億6700年前のものだと分かったそうです。

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