新型コロナワクチンの「接種券」はなくすべき~目々澤肇・東京都医師会理事

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東京都医師会理事で「目々澤医院」院長の目々澤肇氏が6月1日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナワクチン接種における管理システムの問題について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

大規模接種センターの問題

飯田)コロナワクチンの接種体制ですが、大規模接種センターもできました。大規模接種センターについてはどうお考えになりますか?

目々澤)大規模接種センターができたおかげで、元気な方はそちらに行っていただくことができるようになりました。しかし、予約を取るためには、それなりにスマホなどを使えなければいけません。ご本人が使えるか、お子さんやお孫さんが助けてくれるような方でないと取れないのです。また、周辺の県から長距離を移動して打ちに来られるので、かなりの人数が集まるということが、果たしていいのかどうか。

飯田)市区町村の集団接種や個別接種も並行でやっていると、二重予約があるのではないかなどと言われていますが、実際にやっていてどうですか?

目々澤)患者さんのなかには「予約は他所で取れたけれど、先生のところでやってくれないか」という人がいるのですが、それはお断りしています。予約が取れたのなら、そちらでやってくれと。片方をキャンセルすると言っても、そのキャンセルがきちんと伝わればいいけれど、うまく行くかどうかわからないではないですか。

飯田)そうですね。

目々澤)お身体の悪い人には、我々の方でも、かかりつけの人だけの枠を別につくりました。

免許証・保険証・マイナンバーのどれかを持って行けば打てるシステムにするべき

目々澤)ただ、やるのであればこんなやり方ではなく、免許証か健康保険証かマイナンバーカード、3つのどれかを持って行けば打てるようなものをつくるべきだと思います。これから年齢の制限を徐々に下げて行くのですから、年齢は関係ないではないですか。接種券をつくって配るのではなく、国のマイナンバーで運転免許証、健康保険証がくっついているわけですから、1人のコロナに関わる医療カルテをつくり、そこにCOCOAの情報を入れる。それから、患者さんの発生状況、HER-SYS(ハーシス)の情報も全部そこにまとめたようなものをぜひつくって欲しいというのが、情報担当をやっている私からの切なる願いです。

新行市佳アナウンサー、目々澤肇氏、飯田浩司アナウンサー

ワクチンの接種支援アプリ~「Health Amulet」1本にするべき

飯田)いま個別のワクチン接種履歴をどう管理するのかというところで、メーカーから推奨されているのが「Health Amulet(ヘルスアミュレット)」というものですが、どうご覧になりますか?

目々澤)Health Amulet(ヘルスアミュレット)は、私自身も普及させるお手伝いを始めさせてもらっています。しかし、実際にいまワクチンパスポートをつくろうということでやっていますが、結局それも2つになってしまっているという状況です。全日空と日本航空が別々のものを使ってスタートしています。そういうことはやめて欲しいですね。

飯田)別々の。

目々澤)Health Amuletがそこまでの完全な機能を持っていないのは事実なのですが、「Health Amulet以外のアプリを誰もつくるな」と言いたいです。独禁法などということを言われますし、感染症担当からは「そういう1社だけのものを喧伝されては困る」という意見もいただきましたが、ファイザーはそれを公認している。武田薬品、モデルナもそれをオフィシャルなものにするというコメントがありましたので、他のものが立って欲しくないと思います。

飯田)ワンストップでできるように。

目々澤)そういうことです。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

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医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます


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