ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月24日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。河野大臣が自治体の大規模接種と職域接種の新規受け付けを一時休止すると発表したニュースについて解説した。

Photo illustrations in Ukraine; Moderna says its vaccine is 94.5% effective in preventing COVID-19-16 Nov 2020=Sipa USA/時事通信フォト
新規受け付けを一時休止
河野規制改革担当大臣はモデルナ製のワクチンの配送が追いついていない上、今後供給できる量を上回る恐れがあるとして、大規模接種は23日で、職域接種は25日午後5時で新規の申請受け付けを一時休止すると発表した。
飯田)大規模接種も一時休止になってしまったという。
鈴木)ワクチンというのは、できる限り早く、広く打たなければいけないから、打てるチャンスを広げることが必要です。大規模接種会場をつくり、各企業でも接種するということは、間違っていないと思います。しかし、こういうことは起きるのです。これは同時に考えるべきことなのだけれど、何かその辺りのチグハグさを感じます。
飯田)チグハグさ。
鈴木)私たちは目の前で並んでいるものを見ているわけではないけれども、供給量がどのくらいかというのは、ある程度の予測ができなかったのでしょうか。民間の職場で接種するというのは、民間の力はすごいから、「やろう」と言ったら一気にやります。
最初からトータルなプランがあったはず
鈴木)大規模接種がある程度役目を終えたとは言わないけれども、そこを縮小してでも、地域で打てるようにするとか、1万人を1ヵ所で打つのではなく、1000人打てるところを10ヵ所つくるとか、できる限り住んでいる地域で打てるような形にシフトした方がいいのではないでしょうか。大規模接種を縮小して、その分の供給を回すとか、トータルなプランが最初からあると思うのだけれど、もしかしたらないのかも知れません。
飯田)走りながら考えて行って、今後また変わるのかも知れません。
鈴木)今回の場合は、それはアリなのです。そういうことであれば、至急そのように変えて行くことが必要だと思います。