ここ一本こそ大胆に ~パラ卓球日本代表 記者会見(車いすと立位のクラス)

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-新行市佳のパラスポヒーロー列伝-
ニッポン放送アナウンサー・新行市佳が、注目選手や大会の取材などを通して、パラスポーツの魅力をあなたと一緒に発見していきます

東京オリンピックが開幕し、連日素晴らしい試合が繰り広げられています。オリンピックの次はパラリンピック! パラアスリートの皆さんも、着々と本番に向けて準備を進めています。

(C)日本肢体不自由者卓球協会

今回は、7月19日にオンライン上で行われた「日本肢体不自由者卓球協会 東京2020パラリンピック競技大会日本代表選手記者会見」の模様をお送りします。選手の皆さんの抱負です。

画像を見る(全7枚) 岩渕幸洋選手 (C)日本肢体不自由者卓球協会

■岩渕幸洋選手(クラス9)

「自分の東京パラリンピックでの目標は、『金メダル以上』を掲げていまして、金メダルを獲ることと、パラスポーツの素晴らしさを伝えるべく『金メダル以上』という目標にしています。自分の弱みを強さに変えるという意識で、前でプレーするということを心掛けているので、相手選手との駆け引きに注目していただきたいなと思います」

八木克勝選手 (C)日本肢体不自由者卓球協会

■八木克勝選手(クラス7)

「大会では縦横無尽にコートを駆け巡れたらと思っています。足を使ったプレー、後ろでも前でもどこでも、一本一本粘り強く取りに行くというのが私の特徴です。粒高というラバーを付けていまして、それでチャンスをつくり、フォアで最後に決めるというスタイルが強みかなと思います」

井上全悠選手 (C)日本肢体不自由者卓球協会

■井上全悠選手(クラス7)

「東京パラリンピックを自分の大きな目標にしていたので、出場できることになり非常に嬉しいです。ミスの少ない安定したプレーで、相手のミスを誘うということを意識しています。威力のあるボールだけでなく緩急を使って、体格の大きい海外の選手に勝てるように頑張って行きたいと思っています」

皆見信博選手 (C)日本肢体不自由者卓球協会

■皆見信博選手(クラス2)

「パラリンピックは3回目の出場になります。卓球競技では最年長で、車いすの代表では1名だけになっているので、自分の卓球の経験を全て活かして、夢であるパラリンピックでの金メダルを強く意識しながら大会に臨みたいなと思っています」

竹内望選手 (C)日本肢体不自由者卓球協会

■竹内望選手(クラス10)

「いままでとは比べものにならないような緊張感を味わうことになると思いますが、その状況を楽しんで、よりよいメダルが獲れるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。強みはサービスとサーブからの3球目の攻撃です。サーブについては中学生のころから自分でも得意だなと自覚していて、サーブで相手の体制やコース取りを崩せるように、3球目でよりよいボールを打てるようにしたいと思っています」

友野有理選手 (C)日本肢体不自由者卓球協会

■友野有理選手(クラス8)

「東京パラリンピックに出場できなかった選手の想いを胸に、しっかりと強い気持ちで頑張りたいと思います。ラリーとサーブが強みで、サーブは全部で約30種類くらいあります。多彩なサーブで相手を翻弄して、得意の安定したラリーで得点につなげて行きたいと思っています」

東京パラ特命監督兼特別ナショナルチーム監督の伊藤誠さんは、東京パラリンピックの団体戦、個人戦の全てにおいてメダルの獲得を目指すことを明言しました。

この記者会見で印象的だったのは、岩渕幸洋選手が大切にしている「ここ一本こそ大胆に」という言葉でした。ラケットスポーツの先輩である車いすテニスの国枝慎吾選手に、コロナ前に食事に行った際、教えてもらったのだそうです。

「試合中のここ一本、大事なときにどう考えたらいいですか?」と質問したところ、「ここ一本こそ大胆に行くということを考えている」と国枝選手からアドバイスをもらいました。東京パラリンピックでは日本選手団の主将を国枝慎吾選手が務め、岩渕幸洋選手は旗手を担います。


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