7月26日、東京オリンピック 柔道の女子73kg級で大野将平が優勝、五輪連覇を果たした。ソウルオリンピック柔道銅メダリスト山口香氏が、この大野将平の“勝利”を讃えた。

画像を見る（全3枚） 【東京五輪２０２０ 柔道】男子７３kg級　決勝　金メダルを勝ち取った大野将平＝2021年7月26日、日本武道館 　写真提供：産経新聞社

山口氏はニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー！」に連日出演、すべての階級でメダル獲得が続く日本柔道の強さについて語っているが、27日の放送では26日に金メダルを獲得した大野将平について解説した。

山口香氏

山口氏は、男子73 kg級で五輪連覇を果たした大野将平選手について「我慢の柔道が 続いてた。勝機をじーっと待ちながら一瞬のチャンスを 逃さず勝利をつかんだ。彼の精神的な強さ、さらなる成長を感じる瞬間だった 」と話し、「柔道を極め、自分の技をみせたい、自分を超えていきたいという強い気持ちを持 ち、 体力が落ちていく年齢ながらも、円熟味が増し、自身を“柔道家”と表現するように職人が技を極めていくような姿が彼にはある」と勝利を讃えた。

さらに、今回の東京2020オリンピックの柔道について、これまでになかった選手同士が讃え合う、共感する姿が多くみられ、そのシーンを見て胸が熱くなったと語った。