映画『鳩の撃退法』を観た黒木瞳が語る「好きなセリフ」 

By -  公開:  更新:

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(8月27日放送)に映画監督・映像ディレクターのタカハタ秀太が出演。公開中の映画『鳩の撃退法』について語った。

映画『鳩の撃退法』を観た黒木瞳が語る「好きなセリフ」 

『鳩の撃退法』

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。8月23日(月)~8月27日(金)のゲストは映画監督・映像ディレクターのタカハタ秀太。5日目は、公開中の映画『鳩の撃退法』について---

黒木)タカハタ監督の映画『鳩の撃退法』が全国で公開されました。

タカハタ)なんだかドキドキしますね。ドキドキしますよ。本当に。

黒木)ご自分の映画が公開中にこっそり観に行くことはありますか?

タカハタ)ちょいちょい行きます。

黒木)周りのお客様の反応とか。

タカハタ)はい。黒木さんはどうだったのですか? ご自分の監督された映画のとき。

黒木)行きました。

タカハタ)行きますよね。「なんだよこれ」って出て行かれてもね、いやではないですか。

黒木)自分が女優で出演している映画は、どのような出来でも全然恥ずかしくないのです。でも監督として撮った作品は心のなかを見透かされれいるみたいで、すごく恥ずかしいです。

タカハタ)そうなのですよ。だから毎回裸になっているのですよ。

黒木)そう思いました。

映画『鳩の撃退法』を観た黒木瞳が語る「好きなセリフ」 

『鳩の撃退法』

黒木)8月27日に全国公開の『鳩の撃退法』。これは直木賞作家佐藤正午さんによる、エンターテインメント小説『鳩の撃退法』を映画化です。出演者の方が大変豪華寺して、藤原竜也さん、土屋太鳳さん、風間俊介さん、西野七瀬さん、豊川悦司さん。もっとたくさんお出になってらっしゃるのですけれども。「この人のために書かれた本だな」と感じますね。

タカハタ)それは嬉しいですね。

黒木)エンディングの音楽もいいですよね。

タカハタ)あそこはこだわらせていただきました。最初その話をしたときにプロデューサーに「それは無理でしょう」というような話だったのです。でも「聞いてみないとわからないではないですか」と粘り強く、「これしたら当たりますから」と言ってお願いしました。

黒木)いいスタッフがたくさんいらっしゃいますね。

タカハタ)そうですね。

黒木)公開ということで、どのような気持ちでらっしゃいますか?

タカハタ)撮影がコロナ禍直前だったのですよ。一旦中断したり、延期したり、それこそ企画自体を中止しなければいけなくなった現場も多々あったなかですが、ギリギリ、富山市の方で撮影できて。本当に皆さまのおかげだと思って作業をしていました。

黒木)ネタバレしないように申し上げると、こうなっているのが、こうなって。でもこれがこうなって、これがこうなってとつながっているのですよね。

タカハタ)うまいですね、そういうアドリブ。ドラマのなかでもありましたよね。「あそこに回ってあれして、こうして」みたいな。でたらめうまいですよね、黒木さんね。

黒木)それは監督がアドリブを言わせたのではないですか。

タカハタ)「テストなしでやっているのにうまいなあ」と思っていました。さすがだなと。

黒木)タカハタ監督とはねドラマシリーズの『黒い十人の黒木瞳』1~3でご一緒しました。1時間半のなかに全部黒い人なのですよね。

タカハタ)黒い人ですね。

黒木)黒木瞳さんがいて、全部キャラクターが違うのですよね。それを全部書かれて。

タカハタ)あれ全部あて書きですから。

黒木)3シリーズで私、30人いるのですよね。

タカハタ)そうですね。

黒木)で、30人使い分けましたけれども。

タカハタ)素晴らしかったですね。振り返ってみると。この前見たのですよ。連休中に電話いただいたではないですか。いろいろ話しているうちにちょっと振り返ってみようと思って。観たらもちろんベースは面白いのですけれども、黒木さんはよく変えているなあと思って。

黒木)いまごろ気付いたのですか?

タカハタ)やはり俳優部だなと思って。「ちゃんと変えてるわ」と。脚本上は10話揃えていますけれども、どれを頭に持って来るとか全然決めていないのに、「よく振り分けているなあ」と感心していました。

黒木)そうですか。ありがとうございます。

映画『鳩の撃退法』を観た黒木瞳が語る「好きなセリフ」 

タカハタ秀太

黒木)8月27日全国公開の『鳩の撃退法』ぜひ劇場でご覧になっていただきたいと思います。そうそう私の好きなセリフがあった。内容はネタバレになるから言いませんが、「いまある事実から考えて、何が自然かと考えると、おのずと隠れた真実が見えて来る」と藤原竜也さんが言うのですが、これに集約していますよね。

タカハタ)そうですね。まさに。

映画『鳩の撃退法』を観た黒木瞳が語る「好きなセリフ」 

タカハタ秀太(たかはた・ひでた)/ 映画監督・映像ディレクター

■1962年・富山県出身。青山学院大学法学部中退。
■伝説のバラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』でディレクターデビュー。その後、『ASAYAN』『SmaSTATION!!』『チョナン・カン』など数々の番組を担当。ミュージックビデオ・CM・ドキュメンタリーなどさまざまな映像制作を手掛け、黒木瞳主演のドラマシリーズ『黒い十人の黒木瞳』では脚本・演出を担当。ドラマ『赤めだか』ではギャラクシー賞のほか、ドラマ界の賞を総なめにした。
■映画では2004年公開の『ホテルビーナス』でモスクワ国際映画祭コンペティション・パースペクティブ(新人監督部門)最優秀作品賞を受賞するなど、数々の作品を監督。
■最新作は藤原竜也主演作の『鳩の撃退法』(8月27日より公開中)。直木賞作家・佐藤正午の同名小説が原作。ある天才小説家が書いている新作小説が、小説と現実、そして過去と現在を目まぐるしく交差して行く予測不能の話題作。

番組情報

黒木瞳のあさナビ

毎週月曜〜金曜 6:41 - 6:47

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

Page top