維新と国民、予算関連の法案提出も確認か ~幹事長・国対委員長会談
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月10日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。日本維新の会の馬場伸幸幹事長と国民民主党の榛葉賀津也幹事長の国会内での会談について解説した。
維新と国民、幹事長・国対委員長会談
日本維新の会の馬場伸幸幹事長と国民民主党の榛葉賀津也幹事長は11月9日、国会内で会談し、衆参両院の憲法審査会を毎週開催するよう与党に求め、改憲論議を加速させる方針で一致した。
飯田)維新と国民民主は11月9日、幹事長・国対委員長会談を国会内で行いました。憲法改正の論議加速で一致とのことです。また、ガソリンの暫定税率のトリガー条項がいま凍結されていますけれど、これを解除し、暫定税率を一部引き下げてガソリン代を下げるという。この法案も出すのだという話が出ています。
高橋)それは予算関連になるから、衆議院が50人いないと無理なのです。
予算関連としてガソリンの暫定税率の一部引き下げ、議員の給与削減の案も
高橋)維新が41人で国民民主が11人なので、合わせて52人になり、予算関連として出せるのです。予算関連としてもう1つ出す可能性が高いのは、議員の給与削減です。これも予算関連になるはずなので、出せるのではないでしょうか。
飯田)予算関連として。
高橋)自分の党でそれぞれ公約しているのだけれど、出せないものは調整しながら出すということになるのではないですか。それはある意味でいいことです。刺激になります。
飯田)与党に対しても。
高橋)おそらく、審議しないでしょうけれどね。
飯田)この形だと議員立法で出すことになると。
高橋)審議しないでしょう。でもいい傾向なのですよ、こういうものは。
飯田)一石を投じるという意味では。
ウェブの番組で対談
飯田)高橋さんは、玉木さんとはウェブの番組でご一緒されていますよね。
高橋)連絡が来たので、財務省の後輩ですし、よく知っているから受けたら「政策議論したいのですよ」ということでした。
飯田)財政と金融とでキッチリ出して、高圧経済を実現するというような。
高橋)高圧経済の話をされたので、イエレンさんが言っている話だからいいことだよと言っておきました。
飯田)いまのアメリカ財務長官の。
高橋)イエレンさんは学者ですし、MMT(現代貨幣理論)などとはわけが違うからと。「いい話を参考にした」ということは評価しておきました。
飯田)これで法案が提出でき、政策議論も国会内で活発になればいいですよね。
高橋)玉木さんには、「財務省の矢野さんを国会で呼んだら」とも言いましたよ。
飯田)矢野次官を。
高橋)あんな変なことを言っているのだから。しかも、大臣は「よい」と言っているのでしょう。
飯田)お咎めなしになっていますね。
高橋)それなら財務省の公式見解を聞いたらよろしいのですよ。破綻しないという話を2002年に出しているから。
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