ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月17日放送)に辛坊治郎が出演。夢を叶える秘訣と太平洋横断に次ぐ目標について語った。
夢を叶える最大の秘訣は「口に出して言う」こと
8年越しの夢を叶えて2021年8月、ヨットで太平洋往復横断を達成した辛坊治郎氏に「夢」について、飯田アナウンサーが訊いた。
飯田)「夢」というテーマでお話を伺いたいのですが。
辛坊)夢は、口に出すと実現しなくなりそうだからと、夢が何かを聞いても「いや、それは言わないことにしているのです」と言う人がいるではないですか。
飯田)胸の内に秘めて。
辛坊)そういう夢は、大抵叶いません。夢を持ったら、大きな声で言い続けた方がいいです。これが夢を叶える最大の秘訣です。大きな声で「これが夢なのです」と言っていたら、周りの人が手を差し伸べてくれます。本当は夢ではなくても「夢だ夢だ」と言い続けていると、本人は嫌でも周りの人間が背中を押して、どうにもならないことになりますから。
飯田)なるほど。
辛坊)そうなれば、もう、行かざるを得ないでしょう。
飯田)こうなったら。
辛坊)とにかく夢は口に出す。そうすると誰かが聞いていて、チャンスがやって来る可能性が上がります。私のように、行きたくなかったのに口にしていたがために、行かざるを得なくなるということがあるのです。
次の目標は日本の離島をヨットですべて回ること
飯田)辛坊さんの次の目標は何ですか?
辛坊)日本には、ものすごくたくさん島があるのです。「日本は島国です」と言いながら、日本の全部の島を回ったことがある政治家は、1人もいないはずです。
飯田)そうですね。
辛坊)「離島が大切だ」と言うけれど、日本の総理大臣が日本の離島を全部回ったという話を聞いたことがありますか?
飯田)ないですね。
辛坊)ないよね。私は太平洋を横断した「Kaorin5(カオリンファイブ)」という船を、帰った翌週に売ってしまったのです。
飯田)売ってしまったのですね。
辛坊)あっさり売りました。というのは、私に不釣り合いなくらい大きいヨットだったのです。あの船を今後維持して行くのは、体力的にも経済的にも合理性がないと。
飯田)なるほど。
辛坊)それで自分が扱いやすいサイズのヨットにしました。前の船の長さに対して3分の2です。長さで3分の2だと、計算すればわかりますけれど、サイズ感で言えば3分の1以下の大きさです。このコンパクトなヨットで、日本の離島を全部回る。
飯田)すべての離島を。
辛坊)それを日本の遺産として4Kの美しい画像で残して、離島の現状を後世に伝えようと。それでいま、スポンサーを探しているところです。
尖閣諸島、竹島にも
飯田)なるほど。ということは、尖閣にも竹島にも行くのですね?
辛坊)うん。
飯田)本当に?
辛坊)行く行く。何だったら国後、択捉だって行っちゃうよ。
飯田)いま、言いましたからね。
辛坊)言葉に出した。
飯田)「言うは易く行うは難し」。どうもありがとうございました。
辛坊)ありがとうございました。
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