キャスターの辛坊治郎氏が1月4日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。シラコバトが絶滅の危機にあるという報道を受け、その衝撃について語った
辛坊)夕刊を各紙読んでおりまして、衝撃のニュースにぶち当たりました。埼玉の皆さん、大変です!
増山さやかアナウンサー)大変?
辛坊)1月4日夕刊の読売新聞に出ている話ですが、シラコバト、絶滅の危機らしいです。
増山)「県鳥」になっている。
辛坊)シラコバト。私、実は「埼玉県民」長いのですよ。だから埼玉県歌まだ歌えますよ。「♪埼玉、埼玉、輝く埼玉~」知りませんか?
増山)知らないです。
辛坊)「輝く埼玉」、小学生のときにこれを習うと、「かがや、臭い玉」というように必ず子供は歌うのですが(笑)、埼玉県歌、ご存知ないですか、元埼玉県民の増山さん。
増山)はい。長らく埼玉県民でしたけれども。
辛坊)私は埼玉県歌も歌えるくらいですから、それなりに埼玉県については知識があったつもりが、あの映画を見て衝撃を受けました。例の埼玉県民が差別される映画があるではないですか。
増山)『翔んで埼玉』
辛坊)『翔んで埼玉』ですよ。『翔んで埼玉』のなかで、埼玉県の人たちがシラコバトマークという人差し指と親指で、両手で輪をつくって、胸の前に翼のようにかざすというのがあるではないですか。
増山)あります。
辛坊)しかし埼玉県に長く住んでいた私も、埼玉県の鳥がシラコバトという鳥だというのを知らなかったのです。
増山)私もそうです。東京に移ってからなんとなく認識しました。
辛坊)ところが調べてみたら1965年、私がまさに小学校ぐらいのときですが、1965年に埼玉県は「美しく気品がある」などとして埼玉県民の鳥(県鳥)に指定したのですって。シラコバトというのは外来種の鳩らしいのですけれども、もともと埼玉県にいたわけではなくて狩猟目的で江戸時代に持ち込まれたのではないかという話です。鷹狩りの対象、つまり鷹を使ってシラコバト狩猟するというようなことが江戸時代に行われていたときに、県外から持ち込まれたのではないかという話です。でも何だか知りませんが、長いこと埼玉県のマスコットになっていて、『翔んで埼玉』のなかでも描かれている、このシラコバトがいま絶滅の危機になっているという。
増山)なぜ。
辛坊)なぜかというと餌場の減少なのですって。埼玉県というのは確かに自然が、秩父の方や奥武蔵の向こう側に行けば結構残っていますけれども、もともとシラコバトというのは県の東部らしいのですよ。だから秩父とか飯能とかは県の西部ですよね。県の東部って確かに東京に隣接していて、開発が進んでいるということもあるのですよ。餌場がなくなってきて、どうやらシラコバトが絶滅の危機にあるのではないかということなのです。
増山)そうなのですね。
辛坊)どうですか、衝撃のネタでしょう。
増山)結構衝撃でした。
辛坊)埼玉県以外の人は何の関心もないどころか、多くの埼玉県民にとっても「それがどうした?」という。
増山)いや、まあでも。
辛坊)「それがどうした」なのですよ。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)