6月8日(水)深夜、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)が放送。元テレビ東京の社員だった佐久間が、30代の時に上層部に仕掛けた“ドッキリ作戦”について明かした。
今から15年ほど前はテレビ東京のディレクターで、まだ30代だった佐久間。特殊メイクアーティスト・JIROの腕前に感激した経験から、「特殊メイクでドッキリ企画やりませんか? 特殊メイクで芸能人が別人になって、叶わない夢が現実になる。例えば、松浦亜弥が普通の女子校生にチェンジ! 夢のアルバイト生活に――」というような企画書を提出。
ところが、15年前の当時の特殊メイクのほとんどが、即バレするクオリティだったことから、上層部から「すぐバレるだろ」と言われ、企画は通らず。あれこれと手を尽くしても却下され、佐久間、10歳上の先輩、制作会社のプロデューサーの3人で、上層部に本気ドッキリを仕掛けたという。
「とにかく上を説得できなくて。10歳年上の先輩と、制作会社のPさんの3人で食事をしながら『悔しいですね』って話していて。お酒が入っていたのもあって、Pさんが『もう、やっちゃいましょうよ。“特殊メイクは現実味がない”って言うなら、実際にドッキリをやりましょう!』って言い出して。『佐久間さんが特殊メイクで変身して上層部を騙せたら、企画が通るってことでしょ?』と。
でも、当時の特殊メイクは1つ40~50万円かかったのよ。『お金はどうするんですか?』って聞いたら、Pさんが『そんなのは、うちが持ちますよ。やってやりましょう!』って(笑)。カメラも何も回ってないのに、40万円かけた特殊メイクドッキリ大作戦が始まって。今考えたら信じられないんだけど、実際にやったからね……。
後日、僕はJIROさんにメイクしてもらって、途中で寝ちゃったんだけどね。起きたら、完全に70代のジジイになっていて! これはすごい! と思って。みんなで『騙しましょう!』『やっちゃいましょう!』なんて言ってね。
変身した僕は、まず、テレビ東京の編成部長に会いに行って。僕は“Pさんの制作会社の社長”という設定で、『一度ご挨拶したい』ということで呼び出したの。僕は『どうも、サエキです』って編成部長に挨拶して、偽物の名刺も渡して。編成部長は『こちらこそ、お世話になってまーす!!』って言ったのよ。その瞬間僕は、『うわぁー! 勝ったー!!』って思いました(笑)」
その後、ノリノリで70代の社長を演じ、次々と上司達を騙しに行ったという佐久間。
このドッキリ作戦から数日後、上司達に呼び出されたそうだが、特殊メイク番組企画は通過。放送された番組は視聴率も良く、表彰されるほどだったそうだ。
番組情報
元・テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行が、ニッポン放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)」に挑戦! フリーのテレビマン、45歳で既婚者、娘がいる脱サラおじさんが、一生懸命しゃべります。最年長パーソナリティがお送りする「メディアミックス ラジオ番組」です!
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