辛坊治郎「わざとじゃない?」南シナ海で沈没の香港水上レストラン
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キャスターの辛坊治郎が6月21日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。閉店した香港の観光名所だった水上レストランが、えい航中の南シナ海で沈没したことについて、持論を展開した。
すでに営業停止を発表していた香港の水上レストラン「珍宝王国(ジャンボ・キングダム)」が南シナ海で沈没したと運営会社が20日、発表しました。長年停泊していたアバディーン港から非公開の場所にえい航中、南シナ海で転覆して沈んだ。乗務員にけがはなかった。
辛坊)珍宝王国、私も何回か行きました。中国宮廷ふうの巨大な建物が香港の湾に浮かんでいて、小さな舟に乗って渡っていくんです。豪華な食事ができる有名レストランで、日本人の香港ツアーの中には必ず組み込まれているような場所でした。その巨大レストランが南シナ海で沈んだ、と。私、ものすごくうがった見方を、邪推も含めてしたいと思います。わざと沈めたんじゃない?
私がそう思う根拠をいくつか述べてみたいと思います。まず、沈んだ海域の南シナ海は意外と深いんですよ。平均水深1000メートルくらい、最深部は5000メートルくらいあります。めちゃめちゃ深いです。これだけ深いと、引き揚げるのは不可能です。最近は海洋汚染に対する目が厳しくなったので、大っぴらに誰もやらなくなりましたけれども、ひと昔前は古くなった船の一番安上がりな処理方法は沈船処理ということで、水深の深いところへ持っていって、わざと沈めちゃう行為が普通に行われていたんです。
珍宝王国の閉店を伝えるニュースでは、次の使い道は決まってないということでした。また、経営会社はとにかくお金がなくて、香港の港に係留して維持するだけでも毎年、数千万円の維持費がかかるため、閉店を決めたとういう経緯があります。次の引き取り手は決まっていないけれども、どこかへ運びますというニュースだったんですよ。普通、引き取り手を決めてから運ばないですかね。
あれだけデカい物を本気で解体しようとすると、相当の解体費用もかかりますよね。一番安上がりなのは沈めちゃう方法なので、やっちゃったんじゃないのかなあ。これは、あくまでも私の想像、邪推ですよ。何も発表されておりません。ただ、現場の水深から考えて、やっちゃったんじゃないかなあという気が、ぶっちゃけしなくもありません。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)