キャスターの辛坊治郎が6月27日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。電力需給の逼迫について言及した。
政府は26日、東京電力管内で27日の電力の需給が逼迫する見通しになったとして「電力需給逼迫注意報」を発令した。特に午後4~5時は需給が厳しくなるとした。
辛坊)電力需要に対する供給余力の見通しが3~5%の場合に政府が発令するのが、黄色信号の「電力需給逼迫注意報」です。供給余力の見通しが3%を下回ると、赤信号の「電力需給逼迫警報」が発令されます。ところで、なぜ「午後4~5時」なのか―。かつては、電力が最も足りなくなるのは、太陽がカンカン照りの8月の昼時でした。イメージしやすいのは、真夏の炎天下で会社も工場もフル稼働している一方、多くの人が自宅などでエアコンを付けながら甲子園の高校野球をテレビ観戦しているような時間帯です。
それが最近、ちょっと変わってきました。今は、真夏の炎天下の昼間は太陽光発電がフル稼働しているため、電力需給のバランスは比較的大丈夫なんです。ところが、夕方になると日差しが傾いてくるので、太陽光発電の力が落ちてしまいます。だから、夕方の需給が厳しくなるわけです。この暑さが続く限り、この夏の夕方は電力需給の不安定な状況が続くと思われますね。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)