「金丸氏の名前は必ず挙がった」 旧統一教会に関する取材で 堀潤氏が明かす

By -  公開:  更新:

ジャーナリスト・堀潤氏が8月30日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関する問題の取材を通じ、元自民党副総裁の金丸信氏の名前が、信者やその家族、元信者から必ず挙がっていたことを明かした。

金丸信副総裁狙撃事件 発砲直前、講演する金丸信副総裁(※当時) =栃木県・足利市の市民会館 1992年3月20日 写真提供:産経新聞社

画像を見る(全2枚) 金丸信副総裁狙撃事件 発砲直前、講演する金丸信副総裁(※当時) =栃木県・足利市の市民会館 1992年3月20日 写真提供:産経新聞社

堀)夕刊フジも、旧統一教会の問題に関しては鮮烈に取材して取り上げています。2面です。

-----

「金丸氏が教祖入国を主導」

~『夕刊フジ』2022年8月30日発行分(2面)より

-----

堀)記事では、教団と政界との関係性について、えぐっています。僕も、信徒の方や信徒の家族、今は教団から離れているという方にお話を聞く機会がありますが、金丸氏の話は必ず出てくるんですよね。それは、教団の関連団体といわれる政治団体「国際勝共連合」の存在が大きいからでしょう。

国会議員の秘書をしている方から僕が実際に聞いた話ですが、安倍晋三元首相が初当選した際に「国際勝共連合に関連する人が事務所に出入りしているので問題だと思う」といった話が秘書の間でささやかれたそうです。ですから、旧統一教会と政界の関係は長年積み重ねられてきたものだと思います。

とはいえ、この問題の本質で見誤っていけないのは、外国に本部を置く宗教団体が日本の政策決定にどれくらい関わったのか、それとも関わっていないのかということです。また、宗教団体の霊感商法を実際にどのように規制することができるのか、それともできないのかということも重要です。さらに、政策を誘導したい、いわゆるロビー活動をどう適正化するのかということです。

ですから、ありていに言うと、ある政治家が教団と接点があったかないかを糾弾するのは、まるで魔女狩りのようにも見えます。その政治家は公言できないだけかもしれないけれども、実は信徒だという可能性もあるわけじゃないですか。「“隠れキリシタン”をあぶり出すようなことをしていませんか」というモヤモヤ感はあります。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

Page top