元内閣官房副長官補で同志社大学特別客員教授の兼原信克が9月26日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。安倍元総理の国葬儀について解説した。
安倍元総理の国葬儀
9月27日、東京・日本武道館で執り行われる安倍元総理大臣の国葬儀に向け、警視庁は厳重な体制で警備にあたっている。政府の発表では217の国や地域、国際機関から出席の連絡があり、国内外計4300人程度の参列が見込まれ、警備体制は2万人規模となっている。
飯田)9月26日から規制が始まります。また、要人が来日するということで、総理との会談などもセットされています。これだけの規模の人が集まるということそのものが、外交的な功績であるとも考えられます。
兼原)そうですね。
飯田)「弔問外交へ」ということも報道されていますが、何を話すかも重要になりますか?
兼原)お葬式ですからね。案件を持っている国と話すことはありますけれども、そうでなければ故人を偲んで「ありがとうございました」ということです。
銃撃事件から3ヵ月近く経ち
飯田)7月8日の出来事でしたが、一報をお聞きになったときはいかがでしたか?
兼原)交通事故に遭って全身打撲という感じでした。本当に驚きました。
飯田)あのあと増上寺でのお葬式があり、もう3ヵ月近くになるのですね。
兼原)早いですよね。四十九日も終わりましたし。
飯田)その間、さまざまな報道がありましたけれど、気持ちの整理には時間がかかりましたか?
兼原)そうですね。1~2ヵ月くらいかかりました。やっと最近、「もう、いらっしゃらないのだな」と実感が湧いてきました。まだどこかで会いそうな気がするのですよね。新宿駅前でマイクを握っているのではないかというような。
メイ氏やアボット氏と仲がよかった安倍元総理
飯田)カナダのトルドーさんは、災害対応のために出席を取りやめたということです。アメリカからはハリス副大統領が来ます。「G7の首脳級からはこの人だけ」という書き方をするメディアもありますが、まさにご指摘になった通り、お葬式ですものね。
兼原)やはりお葬式は本当に仲のいい人が来ます。小渕さんのときはクリントンさんが来ました。仲がよかったのですよ。小渕さんはすごくあたたかい人でしたからね。安倍元総理は、メイさんやアボットさんとは本当に仲がよかったですよね。ストレートな人が好きなのです。お互いそんな感じですよね。
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