受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画がスタートしました。
今回から本格的にスタートする受験生をみんなで応援する『おうえんしナイト』。前回応援隊長に就任したランパンプスへのインタビューではなんと小林さんが皆さんと一緒に資格試験を受ける受験生となることが決まったりと盛りだくさんの内容となりました。
記念すべき第1回である今回は東京都文京区にある「湯島天満宮」にランパンプスが受験生のために合格祈願に行ってまいります!
――お二人は湯島天満宮に来るのは初めてとのことですか入ってみてどう感じますか?
小林:参拝時期じゃないのに人が絶えないのでやっぱ御利益があるんだろうなって思います。それに都会の中にあるのに緑があって、華やかで、 力がみなぎるのが感覚で分かりますね。
寺内:境内にいる人たちの目が本気ですね。願掛けするぞって気合がほとばしってる。駅も近くて、いきなり都会の中に神社が現れるのが不思議ですよね。
――なぜ初回が湯島天満宮になったかというと、#0をアップしてすぐにお便りをいただいたからなんです。ラジオネーム・サワグチさんからのおすすめの願掛けスポットの情報提供で「大学受験時に何校も落ち続けていたとき、すがるように湯島天満宮へお参りしたら、最後の一校から合格をいただけました」との内容でした。
寺内:へー。やっぱりすごいんですね。。
小林:さっそくお便りくれたもの嬉しいね。
――それでは境内に入って湯島天満宮・権宮司(ごんぐうじ)の押見さんにお話を聞かせていただきましょう。
小林:まずは湯島天満宮の御由緒を教えてください。
押見:西暦458年、今から約1600年前に「天之手力雄命(あめのたじからおのみこと)」という神様を最初にお祀りしたのが湯島天満宮の始まりです。日本神話に「天岩戸開き(あめのいわとびらき)」という有名な場面があって、天岩戸に天照大御神様という一番尊い神様がお隠れになられて、この世が暗闇に包まれて、良くないことがたくさん起きてしまい、またお出ましいただかなくてはいけないということになりました。その後、色々な出来事があって最後に天之手力雄命が、その岩を押し開いて天照大御神様にお出ましいただき、それゆえに「力の神様、開運守護の神様」となりました。
寺内:1600年って相当古いですよね?
押見:都内でも非常に古い神社の一つになります。その後、西暦1355年に学問の神様として有名な管原道真公をお祀りいたしまして、現在、その二柱(ふたはしら)の神様をお祀りする神社になってます。ちなみに道真公をお祀りしている天満宮が全国にどれくらいあるか知っていますか?
寺内:渋谷と新宿だけでも博多天神が四つぐらいあるから……。
小林:違う違う。それはバリカタのラーメンが美味いとこね。ラーメンを祀るとこなんてないのよ。
寺内:各都道府県に2つくらいで80~100くらいじゃないですかね?
押見:惜しいですね。実は、約12,000カ所ございます。
寺内:100倍以上だ! コンビニじゃん!
押見:それぐらい皆様に慕われている神様だということです。神社には当宮のように複数の神様をお祀りしていることがありますので、他の神様と一緒に道真公をお祀りされているところもたくさんありますよ。
寺内:特に多いのはやっぱり西日本ですか?
押見:実際に道真公がいらっしゃったのが京都になりますので、京都から太宰府にかけては天満宮が多い地域になります。あと東京は江戸時代に寺子屋が多くあったので、そこには道真公の掛け軸が飾られていて、子供たちが毎朝手を合わせていました。
小林:なるほど。どんな方がお参りに来られるんですか?
押見:やはり受験生が一番多いです。そのほかには学問に関わる方や、資格試験や就職試験を受ける方も多くお参りされています。実際にいらっしゃる方々には様々な信仰があるので、厄除けの神様であるとか、お授けの神様であるとか、縁結びの神様であるとか、そういった思いで来られる方も少なくないですね。
寺内:そういえば、なぜ菅原道真公が学問と結びつくのですか?
押見:道真公は代々学者の家柄でした。さらに、当時最難関と言われていた試験を最年少で一発でクリアしているんです。 しかも、弓の名手であり、政治の世界でも右大臣の位まで上がられたところも踏まえ「文武両道、立身出世の神様」とされております。なので、試験と名が付くものに関しましては、どんなものであろうと皆さんお参りされていますね。
寺内:あと、いたるところに牛が描かれているんですが、理由はあるのですか?
押見:道真公と牛は切っても切り離せないですね。まずは道真公の生まれが丑年なんです。
小林:僕らは、午年ですが、馬に乗ってないですよ?(笑)
押見:もちろん、その他にも牛にまつわることが様々ありまして、道真公がお亡くなりになられた際に、亡骸を牛車にお乗せして、埋葬地まで行かれたんですが、引っ張っていた牛が歩みを止めて座り込んでしまった場所にお墓を建てしたんです。そこが現在の太宰府天満宮になります。天満宮にある牛の像は撫で牛と言いまして、その牛は歩みを止めた姿を模しているので、四つ足のものはないんです。
寺内:撫で牛っていうことは 撫でるための牛なんですか?
押見:見ていただくとわかるんですけど、撫でられているところがツルツルになっています。
寺内:本当だ。頭のてっぺんがツルツルですね。
押見:ご自身の身体の悪いところと同じところを「良くなりますように」とさすって病気を治すといった信仰が古来から続いています。
小林:試験の時は頭を撫でたりとか、お腹痛くなったらお腹を撫でてみたりだとかするんですね。
寺内:鼻がツルツルなんだけど……湯島天満宮めちゃめちゃ花粉症多いな!
小林:貴重なお話ありがとうございました。それでは受験生のために参拝しに行ってきます。
寺内:それにしても特筆すべき絵馬の数だね。小林さんも絵馬奉納しようよ。ニュース時事能力検定試験も受けるわけだし。
小林:初めて絵馬を書くよ……ちょっと左寄りだなあ。まあいいか。
寺内:自分と全国の受験生の分も代表して書かないとね。
小林:じゃあ、ビックリマークもつけちゃおう。「全国の皆が受かりますように」って書いたけど、すげえ奴が現れたみたいにならない? 自分は二の次で「まずは皆を」だよ?
寺内:いいじゃん。すべての受験生の願掛けの担い手。 そんな人いないよ。
小林:こんな良い奴受かるだろ。それにしてもこの絵馬の量はすごいね。
寺内:一番古いので9月だって。それで今11月じゃないですか? 2ヵ月でこの量が溜まるってことは3月にはもう道が塞がっちゃうんだろうね。
小林:取るよ! そんで違うところ置くよ! それに3月に来る奴は遅いよ!
小林:最後に授与所も見に行きますか。
寺内:あ、これすごくいいじゃん! 受験突破ハチマキだって。あなたも受験するんだからこれ巻いて受験しなよ。
小林:やだよ。悲壮感だしてやりたくないのよ。寄り添ってやるんだから。
寺内:結局してるじゃん。
小林:意外と気持ちが引き締まっちゃうね。
湯島天満宮は合格祈願で参拝される方が圧倒的に多いのですが、開運等にも御利益があるとのことでした。だからこそ都内屈指のパワースポットと言われているのでしょう。受験生の皆さまだけでなくお知り合いも誘って行ってみてはいかがでしょうか? その際は、是非、道真公の使いの牛と呼ばれる「撫で牛」を撫でてみてください。
次回の『おうえんしナイト』はランパンプスが、東京のとある大学へ実際に伺って、その様子や学食の食レポをしていきます。ご期待ください!
<湯島天満宮>
住所:〒113-0034 東京都文京区湯島3-30-1
TEL:03-3836-0753
HP:https://www.yushimatenjin.or.jp
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