11月20日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣（吉田尚記アナウンサー）がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』（ニッポン放送・毎週日曜日23時30分～）が放送。代打パーソナリティとして登場したニッポン放送アナウンサーの前島花音が、吉田のおすすめする、麻生羽呂と高田康太郎による漫画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』のポイント3つを代読した。

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』をピックアップ。この作品は、『今際の国のアリス』の麻生羽呂と『ハレルヤオーバードライブ！』の高田康太郎による初の強力タッグが描く、前代未聞の青春ゾンビ活劇。超ブラック企業に入社して３年目の会社員・天道輝（24）は、いつものように職場へ向かおうとした矢先、異変に気がつく。街にはゾンビが増殖し、世界は昨日までと違う姿に変貌していた。そのとき、天道が感じたのは「もう会社に行かなくていい」という喜びだった。

今回番組では、VTuberの周防パトラをゲストに迎えて展開。前島が、吉田の思うおすすめポイント3つを代読した。

前島：おすすめポイントその１は「令和の植木等」。

大体、ゾンビものは暗くて陰惨。だけど、ここはゾンビに襲われて開き直っちゃった人たちの珍道中なので、究極的に明るい。超明るいゾンビもの。どうせゾンビに噛みつかれて、自分もゾンビになっちゃう可能性が超高いかもしれないし。だったら嘆いている場合じゃなくて、飲みたいビールを命がけで探しに行った方がいいんじゃない？と。その方が、むしろ偶然生き残っちゃったりするし……と、この究極の明るさに、出会う人が皆影響されていくその姿は、いわば令和の植木等。知らなかったら検索してください。……とのことです。

周防：意外と現代の闇が描かれてますよね。働いている方が辛い、みたいな。

前島：おすすめポイントその2は「コロナ禍の欲望ぶちまけロードムービー」。

正直な欲望を100コ掲げて、それを達成することを目指して、キャンピングカーで旅をする一行は、結局目的達成のために日本中を旅することになるということで、日本全国の観光地を、北海道から、大阪、京都、伊勢神宮、四国のお遍路さんから、瀬戸内海、無人島まで、人がいなくてゾンビしかいなくても、隅から隅まで満喫する。コロナ禍がちょっと緩んできたら、旅行客がとても増えているように、みんな旅行したいよね。というのを、ガンガンやってくれちゃう作品です。まだ行ってないけど、最終的には海外行く気がしています。

周防：主人公がはっちゃけてて、見てて楽しいですよね。

前島：おすすめポイントその3は「最新12巻でついに！？」。

日本映画のお約束といえば、物語の序盤から出てきた“ツンヒロイン”に、初めは基本嫌われていた男性主人公が、最終的には思われている……デレられているというのが、王道ですよね。しかしこの作品、10巻以上いっても、まだお約束まで届き切っていない。それが、どうも、ここで？……というのと、この作品、ゾンビとの局所戦ではいつもギリギリを勝ち抜いてきてるけど、そもそもゾンビだらけになっちゃったこの世をどうするのよ？というのは、ぶん投げちゃうのかな？と思ったら、どうも、ゾンビだらけの世の中に、何らかの決着をつけるつもりがありそう。ということで、今まさにクライマックスです。

『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は、先日コミックス最新11巻が発売されたばかり。さらに、来年配信サイトにて、実写映画化も決定している。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。