森保監督 日本代表監督・続投の話があれば「前向きに考えたい」
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サッカー日本代表監督の森保一氏が12月28日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。サッカーワールドカップカタール大会を終え、現在の心境について語った。
試合に勝っても負けても、賛否両論は常にある
飯田)ワールドカップカタール大会以降、日本国内の空気も変わって、ものすごい報道合戦になりました。正直な話、「こんな手のひら返しがあるか」と思いませんでしたか?
森保)賛否両論は常にあると思っていますし、どちらかと言えば「批判の方が多いかな」という思いも持っています。勝てば喜んでいただけますし、勝っても「こういう勝ち方なのか」と言われることもあります。
飯田)勝ったとしても。
森保)負ければもちろん、批判的な論調になるのは当たり前のこととして、自然に受け止めています。称賛も批判も含めて、サッカーを見る目は人それぞれ自由だと思います。議論の場があり、話題に上がることが増えれば増える程、自分にとっては嬉しいことです。
メモ帳を持つようになったのは指導者になってから
新行市佳アナウンサー)森保監督が試合中にメモを取っていらして、その姿も話題になりました。海外では「あれはデスノートではないか」と言われることもありました。
飯田)「コスタリカはスペルを間違えたのか」など。
森保)そこも見られているかも知れないですね。できれば私ではなく選手を見ていただきたいと思いますが、それもサッカーの見方の1つだと思います。まずはサッカーに興味を持ってもらえること、見てもらえる輪が広がることが自分にとっては幸せなことです。ただ、スペルは間違えないようにしようと思います。
飯田)プライベートでもメモを取る癖はあるのですか?
森保)割と取りますね。物事をすぐに忘れてしまうので。
飯田)それは選手時代からですか?
森保)メモ帳を持つようになったのは指導者になってからだと思いますけれど、若いころからサッカーノートはつけていましたから、書くことが習慣にはなっています。本当にすぐ忘れるのですよ。「これを覚えておかなければならない」と思っても、3秒後にはすっかり忘れて思い出せないこともあるので。
飯田)そうなのですか。
森保)大切なことはメモするように心掛けています。
日本代表監督の話があれば、前向きに考えたい
飯田)これだけ成績を残してこられて、監督への世界的な評価が高まったと思いますが、海外のチームで指揮を執ってみたいというお気持ちはありますか?
森保)チャレンジする機会があれば。選手としても国内でしかプレーしたことがないですし、指導者としても仕事をしたことがないので、機会があれば海外でもチャレンジしたい気持ちは持っています。ですが「絶対に」という感じではなく、自然体で自分にとってやりがいのある仕事をしたいと思います。
飯田)では「代表の監督をもう少しやろう」というのも、自然体ということですか?
森保)そうですね。自分が手を挙げてやれる職業ではなく、雇ってくださる方がいて、初めてできるので。
飯田)会見で会長はかなり前向きな発言をされていたように記憶していますが。
森保)そこも自然体で過ごしたいと思います。日本代表として、日本人の魂と誇りを持って世界の舞台で戦えるという、やりがいを感じる仕事をさせていただきました。もちろんプレッシャーはありますけれど、話があれば前向きに考えたいと思います。
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