放送法解釈の内部文書 「本当にどうでもいい」辛坊治郎が持論
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辛坊治郎が3月7日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。松本剛明総務相が「行政文書」だと認めた放送法の「政治的公平」の解釈をめぐる内部文書について、「本当にどうでもいいこと」と持論を述べた。
『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送
松本剛明総務相は7日、放送法の「政治的公平」の解釈をめぐる内部文書について、同省が作成した「行政文書」であると認めた。一部は「正確性を確認できないものがある」として、精査を続ける考えも示した。一方、文書に登場する高市早苗経済安全保障担当相は7日、「私に関係する4枚の文書は、きっちりと調べて内容が不正確だと確信を持っている」と述べた。
現時点で文書は“本物“だが、中身が”不正確”という事態について辛坊は、「かなり問題なのは、本物の文書なわけでしょ。そして、当時大臣だった高市さんが言ってもいないことが、内部文書で作成されて、それが省庁でみんなで共有してたっていうことは、これって問題じゃない? それって大問題だろ」と指摘。
きょう、約80ページに及ぶ文書をすべて読んだという辛坊は「印象を一言で言うと、まぁそういうやり取りは、似たようなことは行われてたんだろうなっていうのが私の素朴な印象」と語った。文書には、具体的ないくつかのテレビ番組について、当時の政治家や首相が「けしからん」とか「不快だ」と思っているという内容や、その件について総理大臣の側近と総務省の役人がやり取りした記録が延々と記されていたという。
これについて辛坊は、「総務省の役人って、すごい最高学府のものすごく優秀な学生が入ってきて、こういうことに時間を使って、本当にどうでもいいことに時間を取られて。こりゃ日本はどんどん駄目になるよね」と持論を展開。文書で問題となっている放送法の「政治的公平」については、原型となったアメリカの法律上は35年も前に撤廃されているとして「無くなっていたら議論にもならない」と指摘。「それを、政治家からこんな話がありましたって、克明に記録して、役人がああでもないこうでもないって文書まで作るという…本当に時間の無駄というか、資源の無駄遣い。これに尽きる」と切り捨てた。
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■番組タイトル:ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』
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[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)