辛坊治郎が3月21日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。岸田文雄首相がウクライナを電撃訪問した際のメディアに対する情報管理のあり方について言及。一部のメディアを選んで事前に情報リークしたことに、「それほどのリスクがなかろう」という判断が背景にあったと見解を述べた。
『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送
岸田首相は21日、ウクライナを電撃訪問した。もともとは、訪問先のインドから日本時間の21日午後に出発し、22日未明に帰国する予定だった。しかし、同行者以外の関係者や記者団をインドに残し、小型チャーター機でポーランドへ極秘裏に出発。日本時間の21日午前、同国とウクライナ国境のプシェミシル駅で列車に乗り換え、ウクライナへ向かった。
このニュースは速報で伝えられ、一部メディアでは列車に乗り換える岸田首相の映像も流れた。一連の報道について辛坊は「私の見た限りでは、日本テレビとNHKが同じ場所、同じポジションからおさえている。明らかなリークです」と断言。「意図的に、このタイミングで。つまり、電車に乗った時点で情報解禁。それで一斉に、ほぼ同じ時間に、昼ニュース11時30分の冒頭で解禁になっている」と見解を述べた。続けて、「この時間の列車に乗るから、ここの場所から撮影OKというので、一部のメディアを選んで情報をリークさせている」と今回の報道劇の裏側について言及した。
バイデン米大統領が2月にウクライナへ訪問した際の情報解禁は、列車を降りてゼレンスキー大統領と会談があった直後だった。それに比べて、今回の岸田首相の動きをめぐる情報解禁が早かったことについては「情報管理が緩いというよりは、アメリカ大統領の場合、列車が襲撃されるみたいなことを想定されるが」と前置きし、「ここだけの話、私のつぶやきだと思って聞いてください」と断ったうえで「日本の総理大臣、誰が襲いたい? そういう話」と持論を述べた。そのうえで、危険性の高い空路ではなく、これまでG7各国首脳がウクライナ入りしてきた陸路を使ったことで「ぶっちゃけ、それほどのリスクはなかろう」という判断が背景にあったと私見を述べた。
この記事の画像(全1枚)
■番組タイトル:ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』
■放送日時:毎週 月~木曜日 15時30分~17時30分
■パーソナリティ:辛坊治郎
■アシスタント:増山さやかアナウンサー(月~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)
■Twitter:@zoom1242
■ハッシュタグ:#辛坊治郎ズーム
■メールアドレス:zoom@1242.com
■番組HP:https://www.1242.com/zoom/
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)