就活「オワハラ」禁止へ 政府が決定 「有名無実だ」辛坊治郎が指摘

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キャスターの辛坊治郎が4月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。企業が内定と引き換えに就職活動をやめるよう就活生に迫るいわゆる「就活終われハラスメント(オワハラ)」について、政府が禁止を決定したことを巡り、「有名無実だ」と指摘した。

就活「オワハラ」禁止へ 政府が決定 「有名無実だ」辛坊治郎が指摘

合同会社説明会に臨む就活生ら =2022年03月01日午後、東京都江東区の東京ビッグサイト 写真提供:産経新聞社

政府は、現在の大学2年生、3年生にあたる2025年から26年春卒業者の就職活動でのルールを決定した。企業が内々定を出した学生に対し、正式な内定前に他社への就職活動を終わらせるよう迫る「オワハラ」を禁止することが柱となっている。

辛坊)「オワハラ」という言葉は、昔はありませんでした。私が就職活動をした時代には、内定を1つもらいながら他社の就職試験を受けるのは、他の人に迷惑になるマナー違反だから、してはいけないという認識が一般的でした。社会的に指弾される可能性もありましたからね。ですから、「内定を断った」とか「内々定を蹴った」といったことは話しにくかったです。

10年ほど前くらいからでしょうか。職業選択の自由として、内定を1つもらったからといって、他社からも内定をもらってはいけないという慣習自体が時代に合わないという風潮になりました。それで、私自身が過去に内定を断った経験談を解禁しました。私は某民間企業から内定をもらったのですが、その後に合格した読売テレビに就職を決めたことから、先に内定をもらっていた企業に内定辞退を伝えました。

当時、さまざまな伝説が飛び交っていました。内定を断りにいくと、頭からラーメンをかけられるとか…。そのくらい、内定を断るということは恐ろしいことでした。その後、バブル経済の頃になると、内定を出した学生が他社の就職試験を受けられないよう、ハワイへ連れていくというようなことが行われていました。要するに、企業は内定者に逃げられないよう、あの手この手の囲い込みで、他社受験を阻止するわけです。当時も「オワハラ」なんて言葉はなかったですね。

「オワハラ」が使われ始めたのは、この10年弱くらいです。職業選択の自由に反するから、他社への就活を制限するのはおかしいという風潮になったからでしょう。

ニュースによると、25年から26年春卒業者の就活で「オワハラ」を禁止するといいます。しかし、ほとんど実効性はないです。認められた就職試験の時期をはじめとする就活のスケジュールを外資系企業などは守っていませんから、有名無実です。基本的には倫理観の問題だと思います。それが倫理的にも許される時代になったら、全て自由にするしかないと思いますよ。私のような過去の就活体験がある人間からすると、「今頃、こんな議論をしているんだ」と、そちらのほうが驚きです。

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辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

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辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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