キャスターの辛坊治郎が4月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。岸田文雄首相の選挙応援演説で爆発物が投げ込まれた事件を巡り、「今後、同様のことが起きたら、爆発物からできるだけ遠ざかることを第一にすべきだ」と指摘した。

岸田文雄首相が演説のため訪問していた会場に筒状の物が投げ込まれ、騒然とする雑賀崎漁港＝2023年4月15日午前、和歌山市　写真提供：時事通信社

岸田文雄首相の応援演説会場で起きた爆発事件に関して、威力業務妨害容疑で逮捕、送検された無職、木村隆二容疑者（24）が昨年、年齢などを理由に参院選挙に立候補できなかったのは憲法違反だとして、神戸地裁に提訴し棄却されていたことが分かった。選挙制度に強い不満を持っていたとみられる。

辛坊）木村隆二容疑者が投げ込んだ爆発物は約50秒たってから爆発しました。導火線に火を点けるタイプの爆発物だったようで、導火線が燃えるのに約50秒かかったとみられます。そして爆発後、ロケット花火のように約40メートル飛び、建物の壁にぶつかって落ちたとされています。破壊力がそれほど大きくなかったため、幸いにも死者を出すことはありませんでした。しかし、諸外国の爆発テロ使われているような殺傷力の高い爆発物だとしたら、何十人も犠牲者が出ていたと思われます。

ただ、今の日本の状況では、そうした危機管理を民間も含めて持たせるのは無理でしょう。しかし今後、同様のことが起きたときには、爆発物と思われる物からはできるだけ遠ざかることを第一にすべきです。私は、今回の事件を時系列で振り返るたびに、かなりぞっとしています。