キャスターの辛坊治郎が4月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ロシアの侵略を受けるウクライナに、アメリカ国製の地対空ミサイルシステム「パトリオット」が到着したことを巡り、「すぐにウクライナがロシアのミサイル攻撃から完全に守られるわけではない」と解説した。
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PAC-3弾を搭載するM902発射機(右) PD
ウクライナのレズニコフ国防相は19日、アメリカ製の地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」がウクライナに到着したことをツイッターで明かした。
辛坊)ウクライナはロシアのミサイル攻撃に対抗する、パトリオットを供与してほしいと以前から要求してきました。アメリカ製のパトリオットは、防空システムとしては最も優秀ですからね。
ただし、問題はパトリオットが拠点防衛しかできない点です。例えば、原子力発電所を守るためには、その原発のすぐ横に配備しなければなりません。しかし、ウクライナ全土の全ての拠点全に配備できるだけの数が供与されているわけではありません。つまり、これによってすぐにウクライナがロシアのミサイル攻撃から完全に守られるわけではありません。