ラジオ番組におけるアシスタントの役割とは?

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映画パーソナリティ・コトブキツカサがパーソナリティを務めるニッポン放送のインターネットラジオ番組「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」(第300回)が更新。「ラジオ番組におけるアシスタントの重要性と、難しさ」について語った。

ラジオ番組におけるアシスタントの役割とは?

※イメージ

現在、音声メディアの仕事を10本近く担当しているコトブキ。自らも10代の頃から熱心なラジオリスナーだったこともあり、「ラジオ番組におけるアシスタントの存在については、僕もいろいろ思うことがある」と語り出した。

「極論を言うと、リスナーはメインのパーソナリティの話だけ聞きたい。それは僕も一人のラジオ好きとしてすごく理解できます。しかし、アシスタントの方も仕事としてその場にいるのでずっと黙っているわけにはいかない。もっと言うと、その現場である種の評価を受けて次の仕事につなげていかなければいけない。ただ、アシスタントが喋りすぎると邪魔に感じるという意見もわかります」

しかし、“喋りすぎるアシスタント”が番組に良い効果を与えることもあるという。

「結局のところ、メインの喋り手さんがどう感じているかという部分だと思います。実際、アシスタントに話を振って、相手が話している時間で次に何を話すか考えたり、出てきた新しい角度の話題を広げるみたいなことで、番組中の会話がスイングしていく。どれだけトークがうまい方でもずっと一人喋りは大変なので、結果的にアシスタントの人が積極的に喋ってくれることで主役の方が話しやすくなっている。ただ、時には存在を完全に消すこともできる。これが、僕が長年ラジオを聞いてきて“理想のアシスタント論”です」

現在コトブキは、くりぃむしちゅー有田哲平がパーソナリティを務める「有田脳」という音声番組で
アシスタント役を務めているが、番組を始めるにあたって自身の立ち振る舞いについてかなり悩んだと告白。

「有田さんの冠番組なので、誰もが有田さんの話を楽しみにしている。そこで僕がどう入っていくべきか…何をやっても邪魔かもと思う自分もいて……難しかったです」

開始当初は手探りだったが、ある時、有田哲平のアドバイスをもらったという。

「番組を数回終えた時、何かの会話の流れで有田さんが『この番組は俺とお前が喋るだけだから(立ち位置とかを)気にせず、にいつもみたいに自由に話せばいいよ』と言ってくれたんです。それでかなり楽になったというか吹っ切れました。僕がその場でアシスタントとして正解だったか。その評価を気にするよりも、有田さんが話しやすかったか、エピソードを引き出すことができたかだけを気にするようにしています」

そう語ったコトブキだが最後には「もともとがおしゃべりなので、サポート役を意識していても会話が楽しくなってくると話すぎてしまうことがある。あとから聞き返して『自分、うるさいな……』と思うことはよくあります」と反省した。

また番組内では、今回で通算300回を迎えたこの番組への感謝も語った。

「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」は「ニッポン放送 PODCAST STATION」公式サイト、その他の配信サービスで聞くことができる。

番組情報

コトブキツカサのオールナイトニッポンi

毎週木曜日に最新話を配信

番組HP

映画パーソナリティのコトブキツカサがお送りするWebラジオ番組

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