キャスターの辛坊治郎が5月16日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。政府が同日、物価問題に関する関係閣僚会議を開き、電力大手7社による家庭向け規制料金の値上げを了承したことにより、6月1日からの値上げが固まったことを巡り、「（東京電力の）値上げ幅が当初の約3割（29.3％）から約1.5割（15.9％）に圧縮された。値上げなのに、してやられた」と指摘した。

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大手電力7社が家庭向けなどの規制料金を6月に値上げすることが確定的になった。消費者庁が丁寧な情報提供と説明を条件に容認した。

辛坊）最近、「電気料金が上がった」という声をあまり聞かなくなりました。背景には、公費負担により本来の電気料金に比べて2割ほど下がっているためです。この公費負担は秋ごろまで続けられる見通しです。しかし、このニュースは公費負担とは別に6月から値上げされるというものです。つまり、公費負担が秋以降も延長にならなければ、一気に電気料金が上がる可能性が出てきたということです。

最終的に決まった（東京電力の）値上げ幅は当初の発表に比べ、半分くらいに圧縮されました。当初は値上げ幅を約3割としていたのは、いささか過大な発表ではなかったかと思います。当初は約3割と言っておいて、ふたを開けたら値上げなのに半分の約1.5割ですよ。当初に約1.5割と言われて結局はそのまま約1.5割である場合とは、受け取る側の印象がずいぶん変わりますよね。「してやられた」という感じがあります。