『M-1グランプリ2023』開催記者会見

漫才頂上決戦『M-1グランプリ2023』開催記者会見が、6月27日（火）、東京・渋谷にあるヨシモト∞ホールにて行われ、昨年の王者・ウエストランドに続く、新たな王者を決める戦いが始動した。

ABCテレビ・斎藤真美アナウンサー　　麒麟・川島明

会見が始まると、壇上には、MCを務める麒麟の川島明とABCテレビアナウンサーの斎藤真美、そして、ウエストランドの井口浩之と河本太が登場。今年は、忙しかったと語る井口だが、披露したネタが毒舌だっただけに「会う人会う人、気まずい」と本音を明かす場面も。

ウエストランド

一方の河本は、「井口1人の稼働が増えてきて、今は適度にお休みをいただいています」とマイペースな様子。2人の地元・岡山で行われた凱旋パレードに『M-1グランプリ』優勝時の衣装を着て参加するも、河本だけ気づかれなかったという切ないエピソードも語られた。

『M-1グランプリ2023』開催記者会見

その後、昨年のファイナリストである、ロングコートダディ、ヨネダ2000、オズワルド、キュウ、ダイヤモンドが登壇。既に今年のエントリーを表明した、ファイナリスト5組が駆けつけた。

ロングコートダディ

ロングコートダディは「とる気満々」と気合いを見せたが、兎が「今年はフレッシュというか、時代が変わった大会になるのかな」とファイナリストが一新されることを示唆する発言をしてしまい、変な空気になる場面も。

ヨネダ2000

ヨネダ2000は、新たな持ちギャグを取り入れて笑いを誘いつつ、女性コンビ初の優勝をかけて意気込んだ。

オズワルド

ここからが勝負と語るオズワルドの伊藤俊介は、賞レースで優勝するとグリーン車に昇格するという暗黙のルールに関係なくグリーン車に上がったら、『キングオブコント2016』王者なのにグリーン車に乗せてもらっていない先輩コンビ・ライスが怒っていたと告白。優勝して、堂々とグリーン車に乗りたい旨を語った。

キュウ

キュウは、結成9年目、9番手、9位と続く通称“キュウの呪い”について清水誠が“キュウの奇跡”だと延々主張する中、ぴろが「面白いネタを作って盛り上げたい」と急にマジメな意気込みを口にし会場に笑いが。

ダイヤモンド

昨年最下位だったダイヤモンドは、それによって「今まで最下位をとった芸人さんが優しくなった」というエピソードを語った。

『M-1グランプリ2023』開催記者会見

続けて登壇したのは、昨年惜しくも決勝進出を逃した4組。今年の大会で、初めての決勝進出を狙う。『キングオブコント2022』王者・ビスケットブラザーズは『M-1グランプリ』との2冠に意気込みを見せ、今年がラストイヤーとなるななまがりは、得意のネタを披露し快調な様子。ママタルトは、8年間ネタに取り入れてきたマルシアとのやり取りを披露。今年吉本興業に所属したばかりのシンクロニシティは、よしおかが「今年優勝しなかったら退所します」と爆弾発言をし、相方の西野諒太郎が慌てて否定する場面も。「絶対に決勝にいきます」と気合いを込めた。

ロングコートダディ・兎

最後は、先程ファイナリストが一新されるかもしれないと発言して変な空気にしてしまったロングコートダディの兎が、再び川島から水を向けられて、しどろもどろに。「爽やかな大会になりそう」と無難な発言を続ける兎に、川島がビシッとした決意表明を促すと、兎は、「『M-1グランプリ2023』……今年も誰が優勝するか分かりませんが、一言一言にパワーを込めて！思いで戦え！開幕！」と宣言。相方の堂前透も駆け寄り、「マジでこいつとならどこまでもいけますわ」と言い放ち、大盛り上がりの中、幕開けとなった。

『M-1グランプリ2023』開催記者会見

毎年最多エントリー数を更新し続けている『M-1グランプリ』だが、今年はどんな漫才師たちが活躍するのか。熱き戦いは8月から始まる。