風力発電事件 秋本議員、受領金を競走馬購入に 「政治家たる者の心構えの根本は『先憂後楽』だ」辛坊治郎が苦言

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キャスターの辛坊治郎が8月7日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。元外務政務官の秋本真利衆院議員(47)=比例南関東、自民党離党=が洋上風力発電開発を手掛ける電力関連会社「日本風力開発」側から計約3000万円を受領したとされる事件を巡り、このうち議員会館で受領した1000万円の大半が競馬馬の購入に充てられていたとされることについて、「政治家たる者の心構えの根本は先憂後楽だ」と苦言を呈した。

秋本真利衆院議員

佐倉市にある秋本衆院議員の事務所に貼られたポスター=2023年8月4日午後、千葉県佐倉市 写真提供:産経新聞社

秋本真利衆院議員が洋上風力発電開発を手掛ける電力関連会社「日本風力開発」側から計約3000万円を受領したとされる事件で、秋本議員が昨年2月、国会で事業者の審査基準の見直しに言及した前後に同社から繰り返し陳情を受けていたことが分かった。基準変更を求める内容だったとみられる。また、受領額のうち1000万円を議員会館で受け取っていたことが分かっているが、これは基準が見直された直後だったという。

辛坊)秋本真利衆院議員が馬主になって競馬を楽しむのはいいですよ。しかし、政治家たる者は民衆に先駆けてつらいことを体験し、世の中の人が皆、楽しめる状態になってから自分で楽しむというのが本来の心構えですよ。「先憂後楽」「李下に冠を正さず」といった言葉もあります。

日本の政治家は、こうした政治家の根本を忘れています。私の個人的な感覚ですが、つい先日もフランス研修中に撮影した写真が投稿先の交流サイト(SNS)上で「観光旅行のようだ」と批判を浴び、参院議員である自民党の松川るい女性局長が党から注意されました。フランスへ観光旅行に行きたいのなら、政治家を辞めて行けばいいんです。馬主になって競馬を楽しみたいのなら、政治家を辞めて馬主になればいいんですよ。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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