キャスターの辛坊治郎が8月29日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。百貨店そごう・西武の売却後の雇用維持を求める労使交渉の難航を受け、そごう・西武の労働組合が28日、親会社のセブン&アイ・ホールディングスに対し、ストライキの実施を予告通知したことを巡り、「日本の労働者の給料が上がってこなかった理由の1つは、労働者があまりにも経営陣に従順になり過ぎ、大きな声を上げることをしてこなかったからだ。たまにはストをやってもいいのでは」と持論を展開した。
![そごう・西武労組がスト通知 「労働者が経営陣に従順になり過ぎた。時には実施してもいいのでは」辛坊治郎が持論](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2023/08/27340661_sTRRS.jpg)
西武百貨店
そごう・西武の労働組合は31日からストライキを実施すると、経営側に通知した。百貨店でのストが実施されれば、1962年以来、約60年ぶりとなる。発端は、そごう・西武の親会社セブン&アイ・ホールディングスがアメリカの投資ファンドへの株式売却を決めたこと。ストライキが行われるのは西武池袋本店で、組合員900人余りが参加するという。
辛坊)日本の企業ではこの20年ぐらい、ストライキはほとんど行われていません。ストをやっても売上額が落ちたら自分たちに跳ね返ってくるわけですから、得にはならないという考えからです。
ただ、この20年ぐらい、日本の労働者の給料が上がってこなかった理由の1つは、労働者があまりにも経営陣に従順になり過ぎ、大きな声を上げることをしてこなかったからだという見方もあります。ですから、たまにはストをやってもいいのではないでしょうか。
とはいえ、今回のストが成功し、親会社が株式を売り飛ばすのをやめたとしても、そごう・西武に未来があるかというと、分かりません。