そもそも「加熱式タバコ」とは?
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東京都医師会理事で「セントラルクリニック」院長、日本内科学会総合内科専門医の蓮沼剛氏が9月5日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。加熱式タバコについて解説した。
加熱式タバコ ~タバコの葉やその加工品を電気で加熱し、発生する煙「エアロゾル」を喫煙する
飯田浩司アナウンサー)最近、若い世代を中心にシェアを増やしている加熱式タバコですが、どんなものなのですか?
蓮沼)加熱式タバコは、専用の道具を使ってタバコの葉やその加工品を電気で加熱し、発生する煙「エアロゾル」を喫煙するものです。既に複数の会社から複数の製品が出ています。
電子タバコは日本では製造されていない
飯田)加熱式タバコの他にも電子タバコがありますが、電子タバコとは違うのですか?
蓮沼)電子タバコというのは、正確には日本に存在しないもので、リキッドタイプのものにニコチンが含まれており、それを蒸気にして吸引する道具です。
飯田)日本国内では製造されていないのですか?
蓮沼)されていません。
飯田)個人的に輸入しているということですか?
蓮沼)そうだと思います。
まだ疫学的なデータが出ていない加熱式タバコの人体への影響
蓮沼)加熱式タバコが販売されてから、まだそれほど年数が経っていないので、研究が十分に行われていないのです。現段階で健康への長期的な影響について予測するのは難しい状況です。
飯田)いつごろ出てきたのですか?
蓮沼)約10年くらい前からだと思います。
飯田)長い目で見た知見が集まっていないというより、集めようがないですよね?
蓮沼)残念ながら、まだ疫学的なデータが出ていません。
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