キャスターの辛坊治郎が9月13日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。同日発表された第2次岸田再改造内閣の閣僚名簿について、「利益擁護内閣だ」と指摘した。
岸田文雄首相は内閣改造を行い、松野博一官房長官が19人の閣僚名簿を発表した。初入閣が11人、留任が6人、閣僚経験者の再入閣が2人となっている。女性の入閣は5人で、第1次小泉内閣や、第2次安倍改造内閣と並び、これまでで最も多くなった。これに先立ち、自民党本部では役員人事が行われ、新役員が会見を行った。新しく起用された小渕優子選対委員長は就任会見で、2014年に政治と金の問題を巡って経済産業相を辞任したことについて謝罪した。
辛坊)女性5人が入閣しましした。地方創生担当相の自見英子氏は、元郵政相の自見庄三郎氏のお嬢さんです。復興相の土屋品子氏は、元参院議長の土屋義彦氏のお嬢さんです。こども政策担当相の加藤鮎子氏は、元自民党幹事長の加藤紘一氏のお嬢さんです。また、自民の党役員人事では、首相を務めた小渕恵三氏のお嬢さんである小渕優子氏が選対委員長に就きました。いくら何でも、二世議員が多過ぎないですかね。
同様の文脈で話すと、厚生労働相の武見敬三氏は、日本医師会会長を務めた武見太郎氏の息子さんです。つまり、医者の利益のために頑張った人の息子さんです。医師会のドンを務めた人の息子さんが、医者の利権を司る厚労省のトップに就くなんて、もはや「利権擁護内閣」というのが私の素朴な印象です。もっと言うなら、利権擁護プラス「プチスキャンダル内閣」です。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)