キャスターの辛坊治郎が9月25日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。新型コロナウイルスの無料検査事業を巡り、事業者による補助金の不正申請が8都府県で計約280億円に上ることが発覚したことについて、「氷山の一角ではないか」と指摘した。

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新型コロナの無料検査事業を巡り、事業者による補助金の不正な申請が東京や大阪など8都府県で計約280億円に上ることが24日、分かった。

辛坊）最も典型的な不正は、例えば3人しか検査していないにもかかわらず、10人を検査したことにして、補助金を申請するパターンです。そもそも、ずさんな無料検査所があったのも事実です。地域の店などで使えるサービス券を配る無料検査所もありました。こうしたずさんなことをやっていても、制度の範囲内でやっている場合、違法ではありません。

このニュースによれば、約280億円に上る不正申請があったということです。しかし、本当の意味でいう不正申請は桁が違うのではないかと思われます。約280億円の不正申請が発覚したということですが、本当に必要な検査だったのか、景品まで付けて検査する人を呼び込むことにどのような意味があったのか。ですから、本質的な無駄はものすごく多く、今回発覚した約280億円という額は氷山の一角ではないかと思われます。