キャスターの辛坊治郎が9月28日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。野党6党1会派が27日、政府・与党に早期の臨時国会召集を求める方針で一致したことを巡り、「補正予算のあり方が本来の意味合いから離れてきている」と解説した。
立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、そして衆院会派「有志の会」の野党6党1会派の国対委員長は27日、国会内で会談し、政府・与党に早期の臨時国会召集を求める方針で一致した。その後、立憲民主党の安住淳国対委員長が自民党の高木毅国対委員長と会談し、野党側の要求を伝えた。高木氏は「政府に伝える」と答えるにとどめた。
辛坊)新年度の予算案は、基本的に1月から始まる通常国会で審議され、3月末までに可決、成立させます。補正予算は、いわば本予算を執行中に予定外のお金が必要になった際に、補完的に組まれるものです。
ところが、例えば本予算が100兆円規模で、補正予算が30兆円規模といったことが毎年のように繰り返されています。「それだけの規模なら、補正じゃないだろ!」と突っ込みたくなります。
こうしたことになる背景には、予算を組む際に厳しく口を出してくる財務省も、慌ただしい中で組む補正予算の場合、本予算ほど査定が厳しくなくなることがあります。つまり、厳しく査定されそうなものは本予算ではなく、補正予算に突っ込んでしまおうということが、長年行われて慣例化しているのです。補正予算のあり方が本来の意味合いからは離れてきています。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)