バイデン大統領がイスラエル訪問 「背景には大統領選がある」辛坊治郎が解説

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キャスターの辛坊治郎が10月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの大規模戦闘が続くイスラエルを18日(日本時間)、アメリカのバイデン大統領が訪問したことを巡り、「背景には大統領選がある」と解説した。

イスラエル中部テルアビブの空港に到着し、同国のネタニヤフ首相(左)に出迎えられるバイデン米大統領=2023年10月18日(ロイター=共同)

イスラエル中部テルアビブの空港に到着し、同国のネタニヤフ首相(左)に出迎えられるバイデン米大統領=2023年10月18日(ロイター=共同)

アメリカのバイデン大統領は18日午後5時ごろ(日本時間)、イスラエルのテルアビブに到着し、ネタニヤフ首相らと会談に臨んだ。また、イスラエルの国家安全保障顧問は17日、イスラム教原理主義組織ハマスとの戦闘について、「イランやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが参戦すれば、アメリカは関与するだろう」と述べている。

辛坊)バイデン大統領の出身母体である民主党は、ユダヤ系の人たちが一貫して支えている政党です。一方、共和党を出身母体とするトランプ前大統領も大統領選に際しては。ユダヤ系の人たちを敵に回すと戦いにくいため、「自分はユダヤ教を差別していない。理解がある」という姿勢を選挙戦のツールに使っていました。ちなみに、トランプ前大統領のお嬢さんの夫はユダヤ系です。

アメリカでは今、大統領選が佳境に差しかかっています。ユダヤ系の人口はおそらく700万人前後で、選挙結果をそれほど左右する規模ではないです。しかし、ユダヤ系の人たちはアメリカ国内で強大な権力と金力を持っており、イスラエルというユダヤ系の人たちの国に寄り添う姿勢を示すことは、バイデン大統領にとって国内に対するアピールの意味は必ずあります。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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