加熱式たばこ増税へ 「税制調査会に“減税”という言葉はない」高橋洋一が指摘

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数量政策学者の高橋洋一が12月13日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。政府が示した加熱式たばこの増税案について解説した。

加熱式たばこ増税へ 「税制調査会に“減税”という言葉はない」高橋洋一が指摘

※画像はイメージです

加熱式たばこ、紙巻きと同水準で増税案 ~政府・与党が検討へ

政府は12月12日、防衛力強化に向けた増税に関し、たばこ税のうち加熱式たばこの税負担を先に引き上げ、紙巻きと同水準にする案を与党の税制調査会に示した。与党税制協議会で最終的に調整し、週内にもまとめる2024年度の与党税制改正大綱に盛り込む方針。

飯田)「防衛費の財源に関する増税は先送りだ」という報道が出ましたが、それとは別に、たばこは先に引き上げるということですか?

税制調査会に「減税」という言葉はない

高橋)党税調がやることですからね。そもそも私は4月の国会で「増税はいらない」と言い、その通りになっているのです。でも、税調はやりたがる。自分の仕事だと思うからね。

飯田)本来は下げるのも仕事ですよね。

高橋)「そんなことを言ってはいけません!」という感じなのですよ。

飯田)それでは搾り取られるばかりになりますね。

高橋)減税なんて言葉はありません。唯一あるのは租税特別措置法だけです。

飯田)でも、租税特別措置は対象が限られますし、いろいろ恣意的なものが入り込んでしまうではないですか。それこそ利権みたいなものが。

高橋)あそこで1兆円ほどばら撒いて、経団連は25億円くらい政治献金し、1兆円いただくということです。25億円出して1兆円もらえるなら嬉しいに決まっていますよね。こんなにコストパフォーマンスがいい投資はありませんよ。

飯田)でも、その1兆円の原資は我々の税金ですものね。1兆円がさらにお金を生むような上手い使い方であればいいですが、どうなのですか?

高橋)経済学者もきちんとコスパなどを検証すればいいのですが、検証しようとするとストップが掛かるのです。

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