12月31日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、笠原真樹による作品『夢なし先生の進路指導』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『夢なし先生の進路指導』をピックアップ。元キャリアコンサルタントの高校教師・高梨は、生徒の夢に現実的なデータや世の中の実情を突きつける指導方法から、生徒の間で“夢なし先生”と呼ばれている。夢に敗れる生徒がいれば卒業後でも手を差し伸べ、“諦めるための”授業をおこなう。そんな高梨を中心に描く、夢のドン底から生徒を救う革新の教師物語となっている。
今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「異様な取材力」。
例えば職業選びが「声優さんになりたい」のときに、まず、声優志望者は1年に3万人ずつ増えていると。現在約30万人の志望者がいるそうなんですが、そうなると島根県民の半分ぐらいにはなる。で、人気事務所に所属しようとすると、その倍率は500倍。さらにそこから人気作品のキャラクターに選ばれるとなると、その倍率が7000倍。……みたいなことを言われる世界ですよっていうのを、ちゃんと数字上で調べています。
CUBERS・末吉9太郎(パートナー):すごい!
吉田:おすすめポイントその2は「夢として選ぶ職業がリアル」。
「電車の運転士になりたい」とか、オタクやエンタメ系ばかりじゃない子たちの夢も出てくるところが、すごくリアルで。ただ、夢なし先生は、夢を打ち砕くばかりではなく、打ち砕き方が論理的なんですよ。(高梨のセリフで)「夢とは、自分が実現したいと思う理想的な未来像や願望。欲とは、現在の状況や自分の欠点・不足を補うために、“欲しい”と思う物や状況。夢は美徳とされ、欲は悪徳に陥りやすいとされている。しかし、この2つは混同されがち」……これ、恐ろしいですよね。でも、現実ですよね。
末吉:恐ろしい……。
吉田:おすすめポイントその3は「アフターフォローがしっかりしている」。
大変な目に遭った人たちを、ちゃんと、もう一度やり直せるように救ってくれるんです。いくところまでいった人じゃないと、これが幸せだとは思えないようなことにはなるんですけど……。
『夢なし先生の進路指導』の魅力的な要素3つを語った吉田。こちらはコミックス第2巻までが発売中で、最新話は、『ビッグコミックスピリッツ』で楽しむことができる。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!