人の悩みや言葉のニュアンスが異様なリアリティで描かれた“不自然さ一切ナシ”の作品『スクールバック』の魅力

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11月26日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、小野寺こころによる作品『スクールバック』のおすすめポイント3つを紹介した。

人の悩みや言葉のニュアンスが異様なリアリティで描かれた“不自然さ一切ナシ”の作品『スクールバック』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『スクールバック』をピックアップ。は、とある高校の用務員・伏見さんを主人公とした物語となっている。

今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「不自然さ一切ナシの異様なリアリティ」。

会話がめちゃめちゃリアルなんですよ。実際の会話で、大声で『ねぇ!』って言うときと小声で『……ねぇ』って言うときだと、ニュアンスが全然違うじゃない?マンガって、文字のフォントを変えたりコマの形を変えたりすることで、そのニュアンスがバリバリ出るんですよ。フォントとか手書きの文字の種類が、普通よりちょっと多いんですよ。だから、すごく自然に感じるんです。

CUBERS・末吉9太郎(パートナー):フォントの種類多いですよね!

吉田:おすすめポイントその2は「いい意味でモヤモヤが解決しない」。

(学生たちが)「大人たちがあんまり参考にならない」みたいに言っているところから始まってるのって、すごくリアルじゃないですか。そこに、伏見さんというちょっといい大人が絡んでくる話なんですが。1話目には痴漢に遭っちゃう女の子が出てきて、捕まえたことに対して、みんなが「強い!」って言ってくれてるんだけど。そうすると、「かえって弱いことを言えなくなるじゃないですか」みたいな……そういうことって、めちゃくちゃリアルだよね。そういうのをスッパリ解決する物語があってもいいですけど、本当の世界ってあんまりそういう風にいかないじゃないですか。大体の話が「最後にちょっとだけ楽になる」みたいな、そういう作品なんですよ。そこがすごくリアル。

末吉:うんうん。

吉田:おすすめポイントその3は「主人公・伏見さんがすごい」。

人助けをしようと決めているわけではなく、最初から自然に優しい人が、子供たちにフラットに接するだけなんですよ。伏見さん本人も、そこそこちゃんと悩んでるっていう。2巻を読んでいくと、その辺りが分かります。

『スクールバック』の魅力的な要素3つを語った吉田。こちらはコミックス全2巻が発売中で、最新話はマンガ読めるアプリ『サンデーうぇぶり』で楽しむことができる。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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