“NEXTちびまる子ちゃん”とも言える超濃厚な“昭和60年”感を描いたコミックエッセイ『まるさんかくしかく』の魅力

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12月3日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、東村アキコによる作品『まるさんかくしかく』のおすすめポイント3つを紹介した。

“NEXTちびまる子ちゃん”とも言える超濃厚な“昭和60年”感を描いたコミックエッセイ『まるさんかくしかく』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『まるさんかくしかく』をピックアップ。昭和60年の宮崎県を舞台とした、小学4年生・林アキコの「笑って泣いて転んで膝擦りむいて毎日が大事件の物語」となっている。

今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「超濃厚な“昭和60年”感」。

作者の東村アキコさんが昭和50年生まれなんですが、実は僕も昭和50年生まれなんですよ。小学4年生の頃が描かれてますが、「当時はみんな『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)に夢中だった」「東京でも宮崎でも一緒じゃん!」みたいな。同世代として「分かる~!」って思いながら読めました。女の子でファミコンに夢中になっているのが当時は珍しかったりとか、めちゃくちゃリアリティがあるなって。超濃厚な“昭和60年”感が描かれています。

CUBERS・末吉9太郎(パートナー):へぇ~!

吉田:おすすめポイントその2は「コミックエッセイの名手・東村アキコ」。

東村アキコさんって、『かくかくしかじか』や『東京タラレバ娘』という作品で、リアルに自分の身の回りのことを描いていて。何がすごいって、東村アキコさんって、昔のことをめちゃくちゃよく覚えてるのね?『かくかくしかじか』は『マンガ大賞』をとってるんですけど、この作品は、自分が大学受験をしていたときの物語なんですよ。それを半自伝的に描いているんですが、読んだあとに泣いちゃった人続出なんです。でも、ご本人に聞いたら、泣く物語になるのかコメディになるのか、一切分からないまま描いてたんだって。(『まるさんかくしかく』も)今はめちゃめちゃ笑える作品になってますけど、最後、「そういう(泣ける)話も出てくるんじゃないのかな?」と思える……。そういうドキドキがあるのが、“東村アキココメディ”というか、半自伝的コメディのいいところじゃないかなという風に思っております。

末吉:うんうん。

吉田:おすすめポイントその3は「NEXT『ちびまる子ちゃん』」。

さくらももこさんが静岡県の清水を舞台に描いていたように、東村アキコさんが地元である宮崎を舞台に、『ちびまる子ちゃん』のような作品を描いている気がすごくしていて。このマンガを読んでいると、宮崎に行きたくなるんですよね。マンガの中には、宮崎のグルメ情報もいっぱい出てくるんですよ。

『まるさんかくしかく』の魅力的な要素3つを語った吉田。こちらはコミックス第1巻が発売中で、最新話は『ビッグコミックオリジナル』で楽しむことができる。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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