キャスターの辛坊治郎が1月17日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。今年11月のアメリカ大統領選に向けた共和党候補指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会が15日（現地時間）に実施され、トランプ前大統領が他の候補に大差で勝利したことを巡り、「今後の選挙戦全体を占う結果とは言い切れない。注目は1月23日、ニューハンプシャー州で行われる第2戦だ」と解説した。

米中西部アイオワ州デモインで、同州共和党員集会で勝利したトランプ前米大統領　2024年1月15日（ロイター＝共同）

今年11月のアメリカ大統領選に向けた候補者選びの初戦となる野党・共和党のアイオワ州党員集会は現地時間15日に行われ、トランプ前大統領が勝利した。これを受け、バイデン大統領は交流サイト（SNS）に「今回の大統領選は、私たちと『過激な共和党員』が対決するという構図だ」と投稿した。

辛坊）今回はトランプ前大統領がぶっちぎり勝ちましたが、この結果が今後の選挙全体を占うかというと、そうとは言い切れません。注目は1月23日、ニューハンプシャー州で行われる第2戦です。

ニューハンプシャー州は、人口バランスがアイオワ州ほど極端に白人に偏っていません。ですから、ニューハンプシャー州でトランプ前大統領がアイオワ州と同様にトップで勝ち抜けるようなら、トランプ前大統領の共和党候補指名は決まりです。

そうなると、最終的にトランプ前大統領がバイデン大統領に勝利して次期大統領として復帰するという世界も想像しながら、日本もそろそろ対応を始めなければいけないのではないかと言われ始めています。