1月21日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、薄場圭による作品『スーパースターを唄って。』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『スーパースターを唄って。』をピックアップ。今回は吉田が、バーチャルライバーのレヴィ・エリファをゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「“超”がつくレベルのハード環境」。
舞台が大阪なんですけど。主人公・大路雪人くんは17歳なんだけど、両親がいろんな事情でいなくなっちゃってて。お姉ちゃんはいたんだけど……ちょっと人には言えないようなやり方で頑張って、お母さんが作った借金を、反社会的な人たちに返済させられていると。それでも「弟だけは守るよ」とずっと言ってたんですけど、そのお姉ちゃんも亡くなってしまって。超天涯孤独の大路雪人くんなんですが……。親友で作曲家の益田メイジくんが出てくるんですけど、この人が天才トラックメーカーで。大路雪人くんの方は、反社会的な人たちに、いわゆる“クスリ”とかを売らされてるわけですよ。でも、そのトラックメーカーのメイジくんが、「お前には才能がある」「お前をスーパースターにしてやる」って言って。メイジくんが作ったトラックで、雪人くんがラップを始めるんです。雪人くんがどんな歌詞を書いているかというと、お姉ちゃんが死ぬまでの間にノートをめちゃめちゃ書きためてて、そのノートと同じようなことを自分も受け取って書いてるから、「お前にはリリックが書ける」っていう話になってるんです。超ヘビー環境音楽マンガなんです。
レヴィ:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその2は「絵柄が超キュート」。
見た感じ二頭身で、雪人くんとかも、ちょっと愛らしい顔をしていて。ライブハウスの店長みたいな人が出てくるんですけど、VTuberのピーナッツくんそっくりの顔をしてるの(笑)アメリカンコミック調のかわいい顔をしてるのに、ヘビーな物語が展開していくんですよ。重いストーリーって、かわいい絵柄の方が、より人の心を刺せるらしいんです。この組み合わせが、ヤバいなと思いますね。
レヴィ:うんうん。
吉田:おすすめポイントその3は「表情」。
本当につらい目にあったときに、雪人くんが、ボコボコにされながら笑ってたりするんですよ。めちゃくちゃ嬉しくて喜んでいるのに、メイジくんが真顔だったりするんです。“つらい”“喜んでいる”って、ストーリー上誰が見ても分かるのに、敢えて違う表情にしてたりするんだよね。
『スーパースターを唄って。』の魅力的な要素3つを語った吉田。最新話は『月刊!スピリッツ』で連載中となっており、コミックスは第2巻が発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!