【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1155回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、現在公開中の『エクスペンダブルズ ニューブラッド』と『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』をご紹介します。
映画館で観たい!『エクスペンダブルズ ニューブラッド』 ~最強の“消耗品軍団”が、令和も大暴れ
「一体、アクション超大作が何本撮れるんだ!?」と、思わず唸らされてしまうほど豪華すぎるキャストと、ド派手なアクションで映画ファンのハートを鷲掴みにしている『エクスペンダブルズ』シリーズ。
第4弾にして最新作となる『エクスペンダブルズ ニューブラッド』が、ついに日本に上陸しました。自らを“消耗品”と名乗る最強無敵の傭兵軍団が、10年ぶりにスクリーンで大暴れします。
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』のあらすじ
“エクスペンダブルズ”のリーダーであるバーニー・ロスに、CIAのマーシュから新たなミッションが下される。
それは、凶悪なテロリストから核兵器を奪還すること。彼らは、第三次世界大戦を引き起こしかねない危険な計画を目論んでいた。
バーニーは、かつての相棒リー・クリスマスと、再び手を組むことに。リーがアジトに足を運ぶと、そこにはかつての仲間だけでなく、新たなメンバーの姿も。バーニーたちは、さらに過酷なミッションへと身を投じていく……。
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』のみどころ
これまでのシリーズでは、シルベスター・スタローンがトップにクレジットされていましたが、今作の主人公となるのは、ジェイソン・ステイサム演じるリー・クリスマス。新たに生まれ変わった“エクスペンダブルズ”を率いるリーダーとして、超危険なミッションに挑みます。
そして、“エクスペンダブルズ”を牽引してきた絶対的リーダー、バーニー・ロス役はもちろんシルベスター・スタローン。現在77歳。その存在感とカリスマ性には、やはり群を抜いたものがあります。
共演には、世界各国を代表するアクションスターがズラリ。ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥアという古参メンバーに加えて、50セント、ミーガン・フォックス、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、アンディ・ガルシアが参戦。「これぞ、『エクスペンダブルズ』シリーズ!」といった顔ぶれが実現しました。
彼らが繰り広げる超絶アクションに、アドレナリン全開になること間違いなしですよ。
シルベスター・スタローンを筆頭に、名だたるアクション俳優たちが「アクション映画史上に残る最高傑作をつくる」という決意のもとに製作された『エクスペンダブルズ』シリーズ。
キャスト陣がぐっと若返った印象を受ける今作ですが、実は“継承”が大きなキーワードとなっています。そこは是非、じっくりと浸って欲しいところなので、敢えて詳しくは語りません。
ただ、シルベスター・スタローンとジェイソン・ステイサムは第1作から出演しており、言わば盟友のような関係。そして、彼らが演じているバーニーとリーは、互いに信頼を寄せる相棒という設定。そのことを頭の片隅に置いてご覧いただくと、2人のやり取りやセリフにグッとくる人も多いことでしょう。
令和に放たれた『エクスペンダブルズ ニューブラッド』は、アクションだけじゃない! 人間ドラマにもご注目を。
コチラも映画館で観たい!『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』 ~アーニャ、わくわく。観客も、わくわく。
スパイの父ロイド、殺し屋の母ヨル、超能力者の娘アーニャ、そして未来予知犬ボンド。初めての家族旅行に出かけることになったフォージャー家。終始ゴキゲンのアーニャだったが、旅先ではハプニングの連続で……。
人気テレビアニメ『SPY×FAMILY』の劇場版は、原作者・遠藤達哉氏が監修・キャラクターデザイン原案を手がけたオリジナルストーリー。スリリングな展開のなかにコメディ要素がふんだんに盛り込まれ、『SPY×FAMILY』らしさがギュッと詰まった一作です。
アーニャの愛らしさに癒されながら、2024年の初笑いにも、是非。
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『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
2024年1月5日(金)から 全国ロードショー
出演:ジェイソン・ステイサム、シルベスター・スタローン、50セント、ミーガン・フォックス、ドルフ・ラングレン、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、ランディ・クートゥア、アンディ・ガルシア
監督:スコット・ウォー
原題:Expend4bles
配給:松竹、ポニーキャニオン
提供:ポニーキャニオン、松竹
(C)2022 Ex4 Productions, Inc.
公式サイト https://expendables-movie.jp/
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』
全国東宝系にて大ヒット上映中
声の出演:江口拓也、種﨑敦美、早見沙織、松田健一郎、甲斐田裕子、佐倉綾音、吉野裕行、小野賢章、山路和弘、藤原夏海、加藤英美里、銀河万丈、武内駿輔、中村倫也、賀来賢人
原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監修・キャラクターデザイン原案:遠藤達哉
監督:片桐崇
脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン:嶋田和晃
サブキャラクターデザイン:石田可奈
総作画監督:浅野恭司
制作:WIT STUDIO×Clover Works
主題歌:Official髭男dism「SOULSOUP」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
エンディング主題歌:星野源「光の跡」(ビクターエンタテインメント/スピードスターレコーズ)
配給:東宝
製作:東宝 、集英社 、テレビ東京 、WIT STUDIO、 CloverWorks、 小学館集英社プロダクション
(C)2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 (C)遠藤達哉/集英社
公式サイト https://spy-family.net/codewhite/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/