“全部近所”“話の約9割が通学路”という超縛りプレイで描かれた超健全な青春マンガ『からかい上手の高木さん』の魅力

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1月14日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、山本崇一朗による作品『からかい上手の高木さん』のおすすめポイント3つを紹介した。

“全部近所”“話の約9割が通学路”という超縛りプレイで描かれた超健全な青春マンガ『からかい上手の高木さん』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『からかい上手の高木さん』をピックアップ。男子中学生・西方は、隣の席になった高木さんに、いつも様々なことでからかわれる。「今日こそは高木さんをからかってやる」と毎回勝負を仕掛けるが、結局1 回も勝てない……といった、“照れたら負けの全力青春マンガ”となっている。

今回は吉田が、VTuberの北白川かかぽとミュウ・ガルシアをゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「超縛りプレイ」。

20巻も続くマンガで、しかも学園モノだったりすると、普通ならいろんな事件が起きるじゃないですか。基本的に、西方くんと高木さんの場合は……高木さんが(西方くんを)好きなのはバレてないけど、西方くんは明らかに(高木さんが)好きなわけですよ。(ほかのマンガなら)普通ここで、ほかに気になる女の子とか出てくるじゃないですか。一切出てこないです。それと、最初から最後まで、下の名前が未だに不明なんです。20巻まで出てるんですけど、高木さんはずっと“高木さん”だし、西方くんはずっと“西方くん”なんですよ。それぞれ下の名前が分からないっていう、すっごい縛りプレイです。

北白川&ミュウ:え~!

吉田:おすすめポイントその2は「全部近所」。

普通、修学旅行に行くとか、2人のどちらかがものすごく遠くへ離れて行ってしまうとか、そういうのがないと、ドラマって続かないじゃないですか。(作者の)山本先生の出身が小豆島だったらしくて、(作品の舞台が)島なんですよ。ほぼ100%、島から出てこない。話の9割ぐらいが通学路です。それで、これだけ思いつくのすごいですよね。すごく丁寧に構成してあって、どんな人でも1回読んだら100%分かる。それを全部、近所で展開しています。

北白川&ミュウ:へぇ~!

吉田:おすすめポイントその3は「超健全」。

“手をつなぐ”と“間接キス”以上のことは、20巻まで読んでも出てきません。

『からかい上手の高木さん』の魅力的な要素3つを語った吉田。こちらは、最終巻となる第20巻が1月12日に発売されたばかり。特別版は、カラーイラストを収録した大ボリュームの272ページフルカラーの画集『卒業アルバム』付き。また、『ゲッサン』2月号の特別付録には、『からかい上手の高木さん』完結20巻のアナザーカバーが付いてくる。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

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