中国株から日本株への資金流入で一時「バブル後高値更新」
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テレビ東京・解説委員の山川龍雄が1月24日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。バブル後高値を一時更新した株価について解説した。
株価が一時3万6900円台、バブル後高値更新
飯田)昨日(1月23日)、日経平均がバブル後高値を一時更新しましたが、株価は好調なのですか?
山川)年初に爆上げでした。エコノミストの大方の見方として、今年(2024年)の前半は少し重い展開になると言われていましたが、予想に反して上がっています。私は「誰が買っているのか」に興味がありました。
新NISAスタートに加え、中国株から日本株へ外国投資家の資金が流入
山川)地味なデータですが、1月18日に「投資主体別売買動向」が出ました。今年は何と言っても新NISAがスタートしたので、このデータにみんな注目していたのですが、蓋を開けてみたら外国人が主導していた。
飯田)外国投資家が。
山川)去年(2023年)からの流れがそのまま引き継がれ、大幅な売り越しです。年初に目立ってきたのは、1つは中国です。中国から資金を他に振り向ける必要があり、日本がそのターゲットになっている。それが乗っているような気はします。ニュースで中国の……。
飯田)中国では外国株の人気が高すぎて、ETF(上場投資信託)が……。
山川)売買停止になった。それが1つの理由になっていると思います。一方、新NISAはいまのところ、日経平均を大きく動かすほどのインパクトはないと思います。
飯田)そうなのですね。
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