政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が1月29日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。企業団体献金や政治資金パーティー券販売の是非を巡り、田﨑氏は「お金のない人が選挙に出るためには必要なもの」、辛坊は「誰のために政治をしているのかを考えると、止めどきだ」とそれぞれ持論を展開し、対談は平行線に終わった。
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田﨑史郎、辛坊治郎
辛坊)日本の政治構造を見ていると、地方出身の国会議員はいかに地元に公共事業を引っ張ってくるかということに注力しています。そして、公共事業を地元で差配しているのは地方議員です。ですから、国会議員がどちらを向いて仕事をしているかというと、国全体を見るよりも自分に票やお金を出してくれる人たちの顔を見ています。その結果、この現状があります。誰のために政治をしているのかと考えると、企業団体献金や政治資金パーティー券販売は今が止めどきではないかと思います。
田﨑)そうなると、結果的にお金持ち議員や世襲議員が増えてくると思います。お金のない人が選挙に出るためには、何とかしてお金を集めなければなりません。パーティー券を買ってもらうなどしてお金を集め、ようやく選挙活動ができるわけですから、必要だと思います。
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田﨑史郎、ニッポン放送・増山さやかアナウンサー、辛坊治郎
辛坊)田﨑さんがおっしゃっていることは分からないでもないのですが、同意はしかねますね。
田﨑)お金集めができなければ、選挙に出るのはかなり大変だと思いますよ。