キャスターの辛坊治郎が2月13日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。本格的な流氷観光シーズンを迎えた北海道網走市内で、流氷に乗る人が出始めていることを巡り、「40年ほど前にはテレビ番組の取材でも気軽にしていたが、今は温暖化により氷が崩れやすく危険で、通用しない」と警鐘を鳴らした。
流氷が接岸し本格的な流氷観光シーズンを迎えた北海道網走市内で、流氷に乗って写真撮影をしたり歩いたりする人が出始めている。2020年には流氷の上に乗った人が沖合へ流される事故も発生していて、網走市などは「絶対にやめてほしい」と呼びかけている。
辛坊)私は40年ほど前、テレビ番組の取材で軽装のまま流氷に乗り、オンエアされました。当時、流氷に乗るテレビ中継は結構、気軽に行われていました。ところが、近年は温暖化により流氷が昔ほど硬くなくなってきているため、乗ると崩れやすい箇所もあり危険だということです。
流氷の下は海水ですから、真水より凍りにくく、その海水温度はマイナス何度という世界です。人が落ちれば、あっという間に意識を失い死亡します。個人の判断で普段着などのまま安易に流氷に乗る行為は、とても危険です。40年ほど前には気軽に行っていたことが、今は全く通用しない時代になっています。
流氷観光では、ドライスーツを着用し、氷の上を歩いて海水との境目辺りまで行く専門ツアーもあります。ドライスーツはウエットスーツと違い、体とスーツの間に空気の層がありますから、寒さを防ぐのに適しています。
※2024/2/13 18:55修正
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)