キャスターの辛坊治郎が3月5日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。新型コロナウイルスの治療などへの公費支援が3月末で終了することに伴い、4月以降は治療薬代の自己負担増となることを巡り、「医師、患者の双方の意識に大きな変化が起きそうだ」と解説した。
辛坊)新型コロナウイルスの治療などへの公費支援が3月末で終了します。4月以降、治療薬代の自己負担増となります。「産経ニュース」の配信記事です。見出しを読みます。
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「コロナ公費支援3月終了へ 薬代負担増、入院補助廃止 4月から通常体制移行」
~『産経ニュース』2024年3月5日午前9時35分配信より
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辛坊)本文を読んでみます。
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「武見敬三厚生労働相は5日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの治療や医療提供体制に関する公費支援を3月末で終了すると発表した。高額な治療薬代は、医療費の窓口負担割合に応じて1~3割の自己負担となり、入院費の補助や医療機関への病床確保料の支払いもなくなる。4月以降、通常の医療体制へ移行する。」
~『産経ニュース』2024年3月5日午前9時35分配信より
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辛坊)本文の続きです。
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「新型コロナの医療費は当初、全額公費負担だった。感染症法上の位置付けが5類に移行した昨年5月以降、段階的に公費支援を縮小していた。
治療薬代は現在、3割負担の人は1回の治療当たり9千円で定額となっている。塩野義製薬(大阪)の抗ウイルス薬「ゾコーバ」は5日分の薬価が現在5万2千円ほどで、今年4月以降、3割負担の人は1万5千円超の支払いが求められる見通し。」~『産経ニュース』2024年3月5日午前9時35分配信より
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辛坊)これまでは公費支援でしたから、医師は比較的簡単に処方箋を出していました。しかし4月以降、患者には相応の自己負担が必要になります。こうなると、はっきりとは予測できませんが、医師がこれまで通り処方箋を出すのか、それとも患者側が警戒するようになるのか……。いずれにしても、医師、患者の双方の意識に大きな変化が起きそうです。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)