フリーアナウンサーの田﨑さくらがパーソナリティを務める『SBI FX トレード presents田﨑さくらのStep Up!My LIFE』(毎週水曜午後9時~9時30分)。1月8日(水)の放送には、番組パートナー務めるトレーダー・ファイナンシャルプランナーの若林史江と、ゲストに芥川賞作家の羽田圭介が出演。「お金と時間の考え方」について話した。
2003年に小説家としてデビューした羽田圭介が投資に関心を持ったのは2013年頃。新刊を発売しても書店に並ばないことが増え、経済的な不安を覚える中で「確定拠出年金」の存在を知り、「そこから特定口座でのETFや個別株、米国株などに移行していった」と、投資を始めることになったきっかけを話した。
田﨑から「今はどのような投資を行っているんですか」と聞かれると、羽田は「一時期は豪邸を買うために資産運用をしなければと意気込んでいたが、豪邸に興味を失うと同時にモチベーションも下がり、今は数年前に買ったETFや米国株を放置している状態」と回答。
また、長期的に円安が進むという自身の予測から、資産の9割以上をドル建てにしているという羽田は「投資をするというより、そこに置いておくという感覚」だと話し、「毎日、株価や為替をチェックするようなことはしません。結局、時間が大事なんです。若いうちに何かをする時間が欲しくてお金を増やそうとしているのに、お金を得るための行動で時間を割かれては意味がない」と自らの「お金と時間に対する考え方」を話した。
羽田は2021年、お金に翻弄される現代人の葛藤を描いた小説『Phantom』を発表。その中でも、時間と交換できるお金を増やしたくて投資をしていたのに、投資で資産を増やすには時間の経過が必要で、資産が増えるほどに死も近付いているというジレンマを描いている。
羽田の話を受けて、田﨑は「お金はすごく大事だけど、時間がなければ使えない。何のために投資をしてお金を増やそうとしているのか、目的を明確にしておかないと、時間もお金も無駄になる。投資に無駄な時間を割かないという羽田さんの考えが心に刺さりました」と番組を締めくくった。
次回、1月15日(水)放送には、引き続き、トレーダー・ファイナンシャルプランナーの若林史江、芥川賞作家の羽田圭介が出演予定。radikoのタイムフリー機能を使えば1週間後まで聴取可能なので、ぜひチェックしてほしい。
番組情報
パーソナリティの田﨑さくらがパートナーとともに、「お金」や「投資」などのテーマでトークを繰り広げる“マネーラジオ”。
ゲストとして実際に投資を行う著名人を迎え、投資を始めたきっかけやその極意を学んでいく30分番組です!