今年70周年を迎えるパスタブランド「マ・マー」がこの度リブランディングするということで、5日、株式会社日清製粉ウェルナが記者発表会を開催。ドジャースの大谷翔平選手を広告パートナーに起用することや、2025年春に発売予定の新製品を発表した。
![「マ・マー」新ビジュアル](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2025/02/faf18f244f3f3a53aa5a1a6b3a74af00.jpg)
「マ・マー」新ビジュアル
会見では大谷選手のメッセージ動画が流れ、その中で「日清製粉ウェルナさんは、人を動かすエネルギーとして重要な小麦粉を中心に、食の可能性を探求し続け、安心安全な製品を提供している会社と聞いています。これから日清製粉ウェルナさんの良きパートナーとして一緒に、食の大切さ、食のチカラ、食の楽しさをより多くの方へお届けしていきます」とコメントした。
![岩橋恭彦社長](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2025/02/0d576c0b03b5b01b2ba6833afb1719fe-scaled.jpg)
岩橋恭彦社長
大谷選手を起用した理由について、会見に登壇した岩橋恭彦社長は「食に対してこだわりがあると聞いていて、互いに食の大切さ、食のチカラ、食の楽しさをお届けしようと。そして、食卓をもっと楽しくしていこうということで、契約を結ぶことになりました」と説明。また、「健康で豊かな生活作りに貢献していくというのが企業理念ですので、その実現にも共に取り組んで参りたいと思っております」とも明かした。
今年は「マ・マー」70周年のメモリアルイヤー。「記念すべき年の広告宣伝も大谷選手の力を借り、リブランディングの良さ、新製品の良さを伝えていきたい」とし、大谷選手の新ビジュアルを公開。このCMの放送は、3月中旬を予定しているとのこと。
![伊藤俊二常務](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2025/02/590b45d4e2d0187df310b9cab411c92c-scaled.jpg)
伊藤俊二常務
70周年リブランディングについては、商品開発本部長の伊藤俊二常務が説明。早ゆでスパゲティが売り上げを牽引しており、2023年に続き昨年も「日本一売れたパスタ」となり、「パスタに機能だけでなく美味しさも実装して、しっかり磨きをかけていきたい」と引き続きの意気込みを語る一方で、「若干ファンの年齢層が高い。若年層に弱いので、リブランディングを通じて若い方に買ってほしい。パッケージだけでなく中身もさらに美味しさを追求して、もちろん既存ユーザーも大事にしていきます」とも語った。
新たに設定されたコンセプトは「パスタのおいしさを、すべての人へ」。ロゴをフラットでシンプルな洗練されたものへアップデートし、パッケージはこれまでのイメージを残しながらも、現代的なデザインに。「デザインだけでなく中身にもこだわりたい」ということで、デュラムセモリナの挽き方を見直し、パスタのおいしさの本質アルデンテ食感をさらに追及。粒度の粗い部分を増やすことで、よりプリッとした弾力があるパスタになっているそうだ。
消費者の多様化や価値あるものへの関心の高まりを受け、今後も定番製品価値向上をしていくだけでなく、新規ユーザーを掴むための対応、新市場開拓も狙っていくと明かした伊藤常務。「2025年春は家庭用・業務用合わせた新製品で売上70億円を目指し、同時に、生産性向上のため、総アイテム数で約15%の削減に取り組んでいきます」と方針を明かしていた。
さらに、2025年春に発売予定の新製品情報も。伊藤常務の言った「早ゆでスパゲティ」だけでなく、ロングセラーの「たっぷり2人前」シリーズがレンジ対応化に。その他、拡大するレンジ対応パウチにおいて、とことん「ソースの濃厚さ」にこだわったシリーズ「マ・マー TAPPRINO(タップリーノ)」や冷凍パスタ「マ・マー RICH-NA(リッチーナ)」、油で揚げない天ぷら粉「日清 マジサクット」などが発表となっていた。